樹脂製ヘッドライトの黄ばみ曇りを直すならレンズクリーナーとスプレー塗装どちらがおすすめ?

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ヘッドライトレンズクリーナーで曇り除去と黄ばみ軽減

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 ヘッドライトの曇りや黄ばみは、車の古くささを感じさせる最も目立つパーツと言えます。

 以前の車は強化ガラス製ヘッドライトだったので、年数が経っても黄ばむことはありませんでしたが、近年のクルマは基本的にヘッドライトが樹脂製パーツ(ポリカーボネート樹脂)で出来ています。

 これは、対人衝突における安全基準に適合するために、ある程度の柔らかさがある樹脂製レンズが採用され始めました。
 つまり、もしも人とぶつかってしまった時にクルマのボディが柔らかい方が、衝撃を和らげて生存率が高くなる訳ですね。特にヘッドライトは接触する確率が一番高いフロント前方に装備されてます。

 しかしながら、樹脂製レンズは紫外線や熱による経年劣化で“黄ばみ”や“曇り”、“細かいヒビ裂傷”が現れてします。これは樹脂パーツにとって避けられない現象ですが、高温にさらされるヘッドライト部はより劣化し易い場所でもあります。

ヘッドライトの黄ばみ曇り取りはレンズクリーナーと塗装どっちがおすすめ?

 可能であれば、新品と交換がベストな選択でしょうが、ヘッドライトって意外と高価なもの。

 そこで樹脂レンズを磨く研磨剤レンズクリーナーが、値段もお手頃かつ簡単作業です。いろんなメーカーの商品が出ていますし、最近人気の磨かないガラスコーティングクリーナーもあります。

 作業時間も数分から10分程度で完了するので、それほど手間が掛かりません。
 それでいて、車の見た目は一目瞭然で、古くささが無くなって見違えるようにカッコ良くなりますから、ヘッドライトのお手軽メンテナンスにかなりおすすめです。

 ちなみに、ヘッドライトの黄ばみや曇りは大抵、表面の透明なクリア塗装皮膜の酸化によって起こっています。

 このクリア塗装の劣化した表面を落とし、新しいコーティングを掛けてポリカーボネート樹脂本体の劣化(酸化)を抑えることで、いつでも透明度の高いヘッドライトに修復可能になります。

 ただし磨くだけでは、見た目は一時的に綺麗になりますが、将来的に樹脂本体が劣化して、交換以外どうしようもなくなるので注意しましょう。

プラスチックヘッドライトを研磨した状況

(下部レンズのみ研磨した状況)

ヘッドライトクリア塗装除去液で施行

(劣化し黄ばんだクリア塗装を除去液で落とす方法)

ヘッドライトにガラスコーティング施行後

(ガラスコーティング施行後)

 見た目が格段に良くなるレンズクリーナー施行は、今や中古車販売業などクルマ屋さんで必須の行程です。

 たかだか数千円で出来るこの作業ですが、ぶっちゃけ売値は数万円〜10万円前後上がると言ってもいいくらい、見た目がガラッと変わります。

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ヘッドライトはガラスコーティングで差が付く

 ポリッシュ系ライトクリーナーで仕上がりと持ちが良いのはガラスコーティング仕上げですが、その前に研磨して劣化した古いクリア塗料やコーティング剤をキレイに落とすのがおすすめです。
 磨くだけだと曇ったり焼けたりの劣化が早く、また汚れてる上からコーティングしても透明感に差が出ます。

 レンズクリーナーは、ただ磨くだけのものが大半です。私もいろいろ試してみましたが、正直なところ磨くだけのタイプはまたすぐ曇ってしまいます。

 レンズを研磨するポリッシュ系レンズクリーナーは、できれば何回も繰り返して施行するより、一回行えば長期間クリアなレンズを維持してほしいもの。

 ちなみにレンズ研磨でよくしてしまうミスが、レンズ研磨に使う布(スポンジ等)が“何度も使い回して汚れていること。
 同じ研磨剤だから良いかと思ったら大間違いです。

 研磨剤は、微粒の粒でレンズ(クリア塗装層)を削っています。そして、その削りカスを布で擦り取る訳。
 だから、何度も使い回した布には、たくさんの削りカスと微粒がコビリ付いています。

 それで擦れば、いつまで経ってもレンズに傷を付け続けることに。樹脂製レンズを磨く時は毎回、綺麗な布で行います。

ヘッドライトレンズクリーナー施行後

 上の写真も、向かって右がヘッドライトをリフレッシュ施行後、左が未施行。
 画像が分かりづらいですが、未施行側は黄ばんで曇っています。直に見ると、違いは一目瞭然。

 当方ショップではこちらを使っています。

 研磨剤は高いものも安いものもそれほど変わりませんが、リピカ「ヘッドライトクリアセット」は、研磨しない方法でできる施行の簡単さと仕上がりの良さがかなり高いです。

リピカヘッドライトクリアセットの感想レビュー

 劣化して黄ばんだクリア皮膜を、ヘッドライトクリア(除去液)で溶かして落としてから、ヘッドライトクリアコート(コーティング剤)で仕上げます。

 作業時間は両目でほんの数十分程度、さらに持ちがまあまあ長い点も断トツ。同業さんもおすすめです。

 ヘッドライトの曇りや黄ばみは、取るだけで断然車が真新しく見える効果が高いので、少し古い車種を綺麗に乗りたい方にとってヘッドライトケアは必須です。

樹脂レンズ深部まで変色した黄ばみは、完全には元に戻せません。ですが表面の黄ばみと曇りを除去して透明度を取り戻すだけでも、感動するほど黄ばみの違和感は改善されます。値段もそれほど高価ではないですし、一度お試しあれ。

ヘッドライトを本格的に再クリア塗装が最強

 誰でも使いやすい市販のヘッドライトクリーナー商品についておすすめを書いてみましたが、予算があるなら本格的にクリア塗装を施工し直すのが当然、一番最強です。

 新車時と同じように強固な塗料皮膜でコーティングすれば、数年から5年ほどは黄ばみや曇りの悩みも全く無くなります。

 これは、樹脂本体が内部まで傷んでなければ本当に新品同様に甦ります。

ヘッドライト塗装のショップ相場は?

 店によって変わりますが、業者にお願いすると片目(片側)で1万5000円〜といったところです。
 両側ヘッドライトをクリア塗装して3万円〜。

 車種によってバンパー等を外さないとヘッドライトが外れないタイプも増えてるので、そう言った場合、脱着せずの施行だと安くしてくれる事もあります。

 ちょっと高価かもしれませんが、ヘッドライト塗装すると圧倒的に新車感が高くなるので、「やって良かった」という方は多いです。

ヘッドライト自家塗装でも新品同様になる

 ちなみにセルフでもかなり綺麗にヘッドライトを自家塗装することができます。

 本当に、新品同様レベルの光沢と透明感が出る。

 以下の写真は、市販のクリア塗料スプレーを使って塗装したものです。

ヘッドライトクリア塗装前の状態

(施行前)

ヘッドライトのウレタンクリアスプレー塗装完了

(塗装完了)

 ちなみに予算は5000円掛かりません。

 ヘッドライトを自分でクリア塗装する詳しい方法は、こちらをご覧ください。



以前はこちらで紹介していましたが、もっと詳しく教えて欲しいという声を戴いたので、上記ページに詳しくまとめました。)

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ガラスコーティングも自家塗装も樹脂を劣化させないため

 ヘッドライトのツヤ修復について、レンズクリーナー再クリア塗装の2通り書いてみました。

 レンズクリーナーはお手軽な反面、黄ばみ取りに限界があり、塗装に比べて持ちも悪くなります。
「時間が取れないからとりあえず簡単にやりたい」なんて方に良いですね。

 逆にスプレー塗装は手間が掛かり難易度も高いですが、圧倒的に改善できて耐久性も抜群です。
 予算や自分でやる根気があれば、断然こちらのクリア塗装でしょう。

 まあガラスコーティングにしろ、自家塗装にしろ、どちらを選んでも言えるのは、ヘッドライト樹脂本体が酸化劣化しないように保護するのがもっとも大切です。

 本体樹脂が劣化してなければ、何度でも綺麗に戻せるわけですから。

 愛車がいくら古くても、ヘッドライトを手入れすれば車全体の見栄えや印象が真新しく変わり、愛着も増します。参考になれば幸いです。

 

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