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車のスピーカー交換で音質は改善する?
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「車内の音質を良くしたい」
車でたくさん音楽を聴く人にとって、スピーカーの音はこだわりたいポイントだと思います。
車種デザインや走行性能よりも、車内の音響設備が一番大切という方もいるでしょう。
確かにマンションやアパートではヘッドホン無しで音楽を聴くことも隣人の苦情に繋がるご時世ですから、車内が唯一落ち着いて、そして大きな音で“ゆっくり音楽を聴ける場所”かもしれません。
その音質を改善する一つの手段として、スピーカー交換カスタムがあります。
このページでは、車のスピーカー交換と音質について書いてみました。よろしければご覧ください。
車載スピーカー交換の歴史
私の記憶では、純正の車載スピーカーを交換するようになったカスタムの歴史は、1990年代が全盛だったと思います。
当時は主流のCDデッキやCDチェンジャーからMDが登場してと、新製品のカーオーディオが次から次へと登場しては売れていた時代でした。
この頃まだカーナビは今ほど普及しておらず、オーディオとカーナビは別物という認識さえあった時代ですから、カーナビよりオーディオを選ぶという方も多かったなと思います。
現在でも純正スピーカーはやはり簡素な作りのものが多いですが、当時はさらに音質も悪かった気がします。
この辺りの差はアンプ性能が多少向上してるだけで、純正スピーカー自体の進化は少ないのかもしれませんが。
2000年代に入ると、自動車メーカー各社が純正で「サラウンドシステム」を導入した車種が増えて、徐々にオーディオカスタムするユーザー数は落ち着き始めました。
カーナビゲーションが主流となり始めたことも、影響として大きかったと思います。
そして現在に至りますが、オーディオカスタムの中でも純正スピーカーの社外品換装は、依然として人気があります。
比較的リーズナブルにカスタムしやすい、そして交換することで分かりやすく音質が変わるという、車好きが導入しやすいメリットもあるでしょう。
純正スピーカーを交換する効果
純正スピーカーは得てして再生紙素材のようなコーン紙(振動板)を使っていることが多く、高音部はこもり、低音部は軽く深みのない音質が多いです。
スピーカーを交換することで、高音のメリハリと低音の深みが分かりやすく変わります。
もちろん音質の変化は、車種ごと純正の装備や換装する商品の性能によって違いますが、大抵が力強くクリアな音になります。
社外スピーカー選びの注意点
純正スピーカーから社外スピーカーに換装する際に、いくつかの注意点があります。
純正スピーカーサイズに合わせて選ぶ
車種ごとに純正スピーカーのサイズは違います。
これは設置するドア形状やドアの厚み等、車種によってインストールできるスペースが変わってくるからです。
また社外スピーカーに関しても、直径10cm前後サイズから16cm前後サイズまで種類があります。
「購入したら大き過ぎて入らない・・」なんて事にならないように、純正サイズを事前にチェックする必要があります。
チェックするには、自分でドアの内張りを外すか、カーオーディオのプロショップに相談するか、どちらかでしょう。
DIYカスタムの中でもスピーカー交換はそこまで難しい作業ではないので、車いじりが好きな方であれば、思ったより簡単に感じるかもしれません。
「音にこだわってチューニングしたい」「車いじりは苦手」なんて方は、初めからプロショップに相談すると良いでしょう。
スピーカーW数を確認する
オーディオ機器の基本として、カーナビ等のアンプ出力よりも許容入力の大きいスピーカーを選びます。
アンプ出力よりスピーカー入力の方が小さいと、ボリュームを上げた時にスピーカーが耐えられず、コイルが切れたり最悪発火するなど故障に繋がります。
この時にチェックするW数は、PEAK(最大入力)W数ではなく定格入力W数です。
もし純正ナビ(純正アンプ)の出力が分からない時は、純正スピーカーを外した裏側に定格入力が書かれているので、純正のW数と同じかそれ以上を選べば問題ありません。
また、将来的に新しいアンプ(オーディオデッキ)を購入する予定があれば、そのアンプ出力も考慮して選ぶと良いでしょう。
スピーカー交換に必要な道具
車のドアスピーカー交換に必要な基本道具(工具)です。
- 内張はがしツール(リムーバー)
- ドライバー
- 圧着ペンチ(万能ペンチ)
- 平型端子(ファストン端子)等
- 両面テープ
- インナーバッフル
無くても交換できますがその他に吸音材やタイラップなど、必要に応じて用意します。
インナーバッフルは必要?
社外スピーカーを取り付ける際、土台となるインナーバッフルを車体とスピーカーの間に挟んで固定します。
このインナーバッフルは、スピーカーの振動を車体側に伝えないようにすることで、車体のビビリを抑え、スピーカー本来の力強い音を再生する土台となります。
さらにスピーカーインストール時の形状の差異や内部干渉を、インナーバッフルで調整し回避する役割も担います。
純正スピーカーの形状は本当に様々なので、インナーバッフルを使わないと付かない事は多いです。
状況によって無くても装着可能な場合もありますが、せっかくスピーカー交換して良い音を作るのであれば、使用するのがオススメです。
スピーカー取り付け用インナーバッフルボード各種
ちなみにインナーバッフルも適合車種ごとに形状が全く違うので、自分の車種に合う商品を選びましょう。
セルフスピーカー交換の注意点
自分でスピーカー交換する際の注意点として、電気系統および物理干渉があります。
電気系統で気を付けること
- ショートしないようにバッテリーのマイナス端子を外しましょう。車種によって時計や各種設定のメモリが消えてしまう等があります。
- スピーカー端子のプラスとマイナスを間違えないように接続しましょう。
- スリーブ(端子カバー)等を使い、スピーカー端子が車両金属部に触れないように設置しましょう。触れたまま通電するとショートして、故障の原因になります。
その他、接続端子を用いて脱落しないようにしっかり配線しましょう。
物理的干渉に注意する
パワーウィンドウの可動範囲と接触していないか、内張に干渉しないか等、物理的な干渉がないか必ず確認しましょう。
接触してしまう場合は、インナーバッフルの厚みを変えて対処するのが一般的ですが、社外スピーカーの奥行き自体が収まらない時は、内張を加工したりします。
こういった加工を避けるには、事前にスピーカーサイズを調べておくことが大切です。
ドア内張りの外し方手順
ドア内張りの外し方手順です。
車種によって少しずつ変わってきますが、基本的な構造は同じです。
※自己責任でお願いします。事故やトラブルに関して一切責任を負いません。心配な方はプロショップ等に依頼するのがおすすめです。
1:ドアハンドル・ウィンドウスイッチパネル下ネジを外す
ドアインナーハンドル部(ドアノブ部)やウィンドウスイッチ下に、内張りを固定するネジが隠れているので外します。
この場所のネジ数は、車種によって1〜2個がほとんどです。
2:ドア下回りに内張りネジがあれば外す
ドア下回りに内張りを固定するネジがあれば外します。
下回りネジは無い車種も多いです。
3:ウィンドウ際の障害物を外す
内張りを外す時、上に持ち上げながら外すので、ウィンドウ際にあるカバー等の障害物を事前に外しておきます。
干渉するとしても大抵は、ドアミラー固定ボルトを隠すためのカバーくらいです。
4:内張りを手前に引いてクリップを外す
あとは差し込み型クリップで留まっているので、下側から内張りを手前に引いて外します。
スイッチ配線や足元灯配線、ドアハンドル線が内張りと繋がっているので、配線を切ってしまわないように引っ張ります。
上部のウィンドウ側は、車体鉄板部に内張りを差し込んで固定してるので、上に持ち上げると外れます。
電源配線はカプラーで止まってるので、簡単に外せます。
ドアハンドル線は無理して外さない方が問題も起こりにくく、安全です。
スピーカーの脱着に問題が無ければ、内張り配線は繋げておいても良いでしょう。
復旧は手順を逆に戻すだけです。
車のスピーカー交換まとめ
車のスピーカー交換について、社外スピーカーの選び方やセルフ交換の注意点などご紹介しました。
車内は独り占めできる自分だけの空間です。
考え事したり、心を落ち着けたり、そして音楽を聴いたり。
そんな心地よい音を作るスピーカーが見つかりますように。
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