電動格納式ドアミラーの不具合を安く修理

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電動ドアミラーの不具合はただ渋いだけ?

格納式電動ドアミラーの不具合はモーターの寿命?

 現行の自動車はほとんどが電動格納式(折畳み)ドアミラーになっていますが、このサイドミラー格納の不具合による故障は、修理依頼件数の多い場所のひとつです。

 自動車メーカーや車種によって違いますが、ドアミラーの故障でモーターのみの部品供給は少なく、多くが一体型ユニットでのアッセンブリー(アッシーとも呼ばれます)販売になっています。

 要は、細かい部品での供給管理は、修理する整備士の手間と供給側の管理コストが掛かる点が一番なのでしょうけど、修理依頼者側からすると修理代の負担が高くなってしまうのが辛いところです。

 大抵の場合がミラー内部のプラスチック製ギア破損やモーターの寿命なのですが、今回、役立つまめ知識としてピックアップしたのは、稀に稼働部が硬くなって渋いだけの症状から来る不具合もあります。
 その場合は特に部品交換の必要もなく、グリスアップのみで直ってしまうパターンもあるんですね。

 そこで、先日受けた修理依頼を元にご紹介したいと思います。
 これは多少車を弄る工具や知識があれば、ご自分でも出来なくもない内容ですから、自分で直したいと思っている方がいれば参考となるかもしれません。

ドアミラーをかなり細かく分解しますので、破損や配線接続不良などに注意して自己責任でお願い致します。)

ドアミラー分解と内部ギアのグリスアップ修理

 対象車両は型式TA-MCV30のウィンダムですが、この型は格納ドアミラーの回転接合部が渋くなってしまうのか、途中までしか折りたためない不具合が頻発しているようです。
 その他の車種すべてがそうか分かりませんが、この型のドアミラーは負荷が大きくなると止まる制御システムになってるようで、負荷が掛かり過ぎて半開きのまま止まってしまいます。

 しかも新品交換だとミラー部以外がすべて一体のアッセンブリーのみで、部品代だけでも片側で5万円近くするので、修理を躊躇する方も多いと思います。

 そこで、分解してミラーモーターのギア部とドアミラー根元回転台座部のグリスアップをしてみました。
ただし、ドアミラー格納機能は車検の検査対象にないので、サイドミラーが大きくグラグラするなど後方視認に支障がなければ、そのまま車検を通す事が出来ますから、直さないという選択肢もあります。)

1、ミラーを外す

 ミラー部はハメ込みでハマっているだけなので、プラスチック製パネル剥がしなどで傷付けないように外します。テコを掛ける部分にマスキングテープを貼って養生すると傷が付きにくくなります。
 ミラーヒーター装備車の場合、ミラー背面に配線があるので断線に注意。

2、ドアミラー外装パネルを外す

ウィンダムMCV30ドアミラー分解

 ミラーを外してしまえば中身がよく見えるのでそれほど難しくありません。手前に見えるネジから緩めていき、ミラー外装バネルを外します。クリップを割ってしまわないように気をつけます。

3、ミラーモーター分解

ドアミラーモーターのシリコングリスアップ

 いくつかのギアと小さなモーターが付いています。ギアに付いている古いグリスを適度に拭き取り、新しいグリスをギアの噛み合う部分に万遍なく塗ります。溢れるほど付け過ぎても逆効果なので、適度で大丈夫です。
 付けるグリスはプラスチックギアに使用可能な耐熱性のものを選びましょう。

 可動を良くする時にKURE 5-56をを使う人がいますが、556は揮発し易くすぐに油切れを起こすし、プラスチック部品やゴムなど樹脂類を侵してしまう性質があるため、おすすめできません。固形ペーストタイプのシリコングリスが最適。

 あと、ミラー可動部台座にもシリコンスプレーで充分にグリスアップします。

ドアミラーモーターのグリスアップにシリコン系グリースとスプレー

4、逆の手順で元に戻す

 バラした手順と逆に、組み直します。外したハーネスカプラー等を忘れずに接続します。

参考リンク
 今回使用してるグリースはこちらです。
KURE シリコングリースメイト通販価格

 パネル剥がし(プラスチックリムーバー)はクルマいじりが大好きな方には必需品といっていいほど便利な道具です。オーディオパネルやドア内張りなどクリップを割らずに作業が出来て、値段も安価なのでおすすめ。
AP 5PC リムーバーセット【プラスチックリムーバー 内装はがし】【内張り剥がし 内張りはがし】【アストロプロダクツ】

修復完了と動作確認

 結果、しっかり格納展開するようになったのはもちろん、まともに動いていた側のドアミラーよりも断然に開閉速度が速くなりました。

 今回の不良原因がグリスの劣化や潤滑剤切れによる駆動部の負荷でしたから、洗浄とグリスアップのみで作業が終わりましたが、ドアミラー故障にはプラスチックギア(歯車)の欠損やモーターの消耗劣化による寿命などもありますから、すべてが同じように直る訳ではありません。欠損やモーター不良では部品交換が必要になりますので、ご了承ください。

スイッチを押すとモーター音はしっかり聞こえる
手で押しながら電動格納すると最後まで畳める
ドアミラーモーター停止時はグラグラせずちゃんと固定されている

 こんな状況が当てはまれば、同じように直せるパターンの症状かもしれません。

ただし、この修理を受けてくれるのはかなり物好きな整備士さんくらいで、ディーラーはもちろん大抵のクルマ屋さんもまず「故障」の一言で、新品部品の注文を勧めらるのが一般的ですからご注意ください。

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