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DUNLOPダンロップタイヤは先駆的存在
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住友ゴム工業が有する日本国内第2位のタイヤブランド「ダンロップタイヤ」です。
イギリスの世界的タイヤメーカーだったDUNLOPタイヤ部門を1985年に住友ゴムが買収し、現在まで日本を始めアジア市場で展開しています。
住友ゴムは日本タイヤ市場ではブリヂストンに次ぐ売上第2位、世界タイヤシェアでも第5位と、競合ひしめくタイヤメーカーの中でも技術力および信頼度も有数の巨大グローバル企業です。(2022年4月時点)
ちなみに、北米およびヨーロッパ市場は1999年に住友ゴムと提携したアメリカのタイヤメーカーGOODYEAR(グッドイヤー)が製造・販売しています。
ダンロップタイヤは1889年の創業以来、革新的なタイヤ開発の先駆者的存在でした。
空気を含んだゴムタイヤの発明を皮切りに、タイヤにリムを付けて外れにくくする現在のワイドタイヤの原型や、水の上をタイヤが高速で通過すると水に浮いた状態になりグリップ力が低下するハイドロプレーニング現象の初解明など、現在の高性能タイヤでも採用され続ける技術をいち早く取り入れてきた多くの歴史があります。
近年では、世界初の石油外資源100%の「エナセーブ100」を発表し、今まで石油に頼ってきた合成ゴムから天然ゴムやトウモロコシ、菜種油といった天然資源から創成し、化石資源からの脱却の先駆けとなっています。
「エナセーブ」シリーズは生成時・使用時・廃棄時のすべてにおいてCO2の削減を達成するだけでなく、転がり抵抗が少ない天然ゴムによって燃費性能の向上効果も高まっています。
ちなみに2014年にグッドイヤーから提携解消の申し入れがあったため、将来的にはDUNLOPという名称が変わったり、商品内容が大きく変革するなどが予想されましたが、現在の日本市場でも住友ゴムが一手に生産・販売を行っており、今まで通り住友ゴムブランドとして展開されています。現状も信頼の日本タイヤメーカーであることは変わりありません。
現在ダンロップでは、「エナセーブNEXT」などENASAVEシリーズ、コンフォートタイヤの「VEURO VE304(ビューロブイイー)」「LEMANS V(ルマンファイブ)」、オンロードSUV用タイヤ「GRANDTREK(グラントレック)」、プレミアムタイヤ「SP SPORT MAXX」シリーズ、スポーツタイヤの「DIREZZA(ディレッツァ)」シリーズ、オールシーズンタイヤ「ALL SEASON MAXX」、スタッドレスタイヤ「WINTER MAXX(ウィンターマックス)」「DSX-2」などがあります。
ダンロップタイヤのプレミアムタイヤが上質
人気のエナセーブが目立ちがちなDUNLOPですが、フラッグシッププレミアムタイヤ「SP SPORT MAXX」は高級ハイパフォーマンスカー向けとして、高速安定性やハンドリングといったスポーツ走行だけでなく、静粛性や乗り心地も高めた上質なタイヤとして評判です。
実際に乗ってみた感想としても、運転する楽しさを高めてくれる機敏さと快適性能を両立した素晴らしい印象です。
高級外車の純正装着タイヤでも高く評価されており、メルセデスベンツSLクラス・EクラスクーペやアウディRS6・A5、BMW7シリーズ、ジャガーSJなどなど、そうそうたる高出力マシンの信頼の足として選ばれています。
こういった高級車タイヤとして選ばれるには、モンスターエンジンの圧倒的なパワーを支える確かなグリップ力だけでなく、ハイクオリティなコンフォート感も必要不可欠です。
現在「SP SPORT MAXX 050+」が、輸入外車ハイパフォーマンス用とSUV専用の2種あります。
ダンロップDIREZZAスポーツタイヤ
ダンロップタイヤのスポーツカテゴリは「DIREZZA(ディレッツァ)」シリーズです。
サーキット走行をターゲットとした「DIREZZA ZⅢ」と一般車用「DIREZZA DZ102」がありますが、DZ101から進化したDZ102はスポーツ性能だけでなく静かさや乗り心地の快適性能や耐摩耗性のロングライフ性能も高バランスで獲得しており、ゴム内部に「ナイロンフルバンド&エッジバンド構造」を採用し、ロードノイズの低減や剛性を向上しています。
そのため、実際の印象としてはスポーツタイヤというより高品質なプレミアムスポーツの表現が的確かもしれません。
“走り”も“快適さ”も“長持ち”もといったわがままな希望に最適です。
低燃費タイヤエナセーブの高い人気
「DUNLOPといえばエナセーブ」というくらいダンロップブランドの中でも売れてる「ENASAVE(エナセーブ)」シリーズ。
景気の低迷が叫ばれる昨今、他社エコタイヤ(低燃費タイヤ)もやはり売れてるわけですが、このエナセーブは頭一つ飛び出してる印象もあります。
その理由はやはり価格でしょう。
他社国産メーカーの低燃費タイヤより若干リーズナブルながら、知名度抜群、そしてもちろん品質の高さに高い評価があります。
中でもフラッグシップ低燃費タイヤを謳い、転がり抵抗を高い次元で抑えつつ制動性能の高さも両立する「エナセーブNEXTⅢ(ネクストスリー)」は、タイヤラベリング制度の最高峰である「転がり抵抗性能:AAA・ウェットグリップ性能:a」を達成しています。
最新シリーズではミニバン専用エナセーブ「RV505」や、セダン車・コンパクト車、軽カー、ミニバン全てに対応したスタンダードエナセーブ「EC204」であっても、「転がり抵抗性能:AA」を達成しており、加速の軽さが感じられます。
その他、バン用「VAN01」や、前モデルの「EC202」「EC504」もまだ流通しています。
ちなみに現在「EC300+」や「EC203」、「EC503」等は新車装着タイヤ(純正タイヤOEM)で、基本的にディーラーにて購入できます。
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オールシーズンタイヤALL SEASON MAXX
登場から話題となったオールシーズンタイヤ「ALL SEASON MAXX(オールシーズンマックス)」は、独特のV字トレッドパターンを採用し、夏のドライ路面でも安定した走行性能を持ち、急な積雪にも対応したモデルです。
ノーマルタイヤに比べてサイプの多いパターン目ながら静粛性は抑えられており、耐摩耗性も考慮されています。
年に数回の降雪程度の地域であれば、本当に1年履き替え不要も可能でしょう。
しかも、高速道路の冬用タイヤ規制も通行可能!
ただし、アイスバーンなど凍結路面や深い積雪にはそこまで歯が立たないので注意。
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DUNLOPスタッドレスWINTER MAXXウインターマックス
(最高級の氷上性能を謳う最新03シリーズ)
ダンロップのスタッドレスタイヤ「WINTER MAXX(ウィンターマックス)」は、スタッドレスのサイプ(細かい刻み)が他社メーカーに比べてより細かく柔らかい感覚があります。
そのため、雪や氷に密着してしっかりと引っ掻く印象です。
しかも、柔らかいとは言え減りが早いわけではなく、さらにスタッドレスにありがちな高速走行時のふらつきも悪くありません。さすが日本メーカーといった安心感があります。
現行の最新「WINTER MAXX 03」は氷上性能特化型として、アイスバーンにも抜群の安心感があります。
もちろん氷上性能だけでなく、雪上グリップやウェット性能も高く、さらに静粛性まで改善されたおすすめモデル。
氷雪性能においては、国それぞれの気候や気温によって環境も大きく変わりますから、一概に技術力だけで判断できるものでもありません。
日本の冬に合わせてテストを繰り返したスタッドレスタイヤという点でも、安心して選べるタイヤブランドです。
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