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ミシュランタイヤはヨーロッパの評判トップブランド
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ヨーロッパで圧倒的なシェアを持つタイヤブランド「ミシュランタイヤ」は、日本が誇るブリヂストンを抜いて近年タイヤ世界シェア第1位となっている超巨大メーカーです。(2022年時点)
MICHELINは1889年にフランスのレルモンフェランで設立され、元々バルブやガスケット、ゴムチューブ、ゴムボールなど多種のゴム製品を製造していましたが、自転車用タイヤの開発を皮切りに、空気入りタイヤを初めて使ったメーカーとしても有名です。
現在の自動車タイヤに使われるラジアルタイヤはミシュランが初めて市販した事からも分かるように、常に他のタイヤメーカーに先駆けて技術を高めてきた歴史があります。
モータースポーツでもお馴染みのミシュランタイヤは2005年にはF1・WRC、MotoGPの3大レースにおいて3冠を果たすなど、常にタイヤ技術の開発に投資し高品質を維持する評判のタイヤブランドです。
自動車メーカーの新車装着タイヤ採用率も高く、ポルシェやフェラーリ、BMW、ベンツ、アウディなどそうそうたる高級車のポテンシャルを発揮する高性能タイヤとして圧倒的な評価を得ています。
ちなみにミシュランのキャラクター「ミシュランマン」(正式名称「ビバンダム」)は、創業時の催しでタイヤを積み上げた情景が人のように見えた事から生まれました。
また、ホテルやレストランなどの格付け本として人気のミシュランガイドも同社の別事業で、全く関係性が無いように思えますが、タイヤもガイドブックも“自動車で旅行する者へのサービス”として始まっています。
現在、MICHELINタイヤでは、ハイパフォーマンススポーツタイヤの「Pilot Sport(パイロットスポーツ)」シリーズ、最高級プレミアム・ラグジュアリーコンフォートタイヤ「Primacy(プライマシー)」シリーズ、SUV用プレミアムタイヤ「LATITUDE(ラティチュード)」シリーズ、低燃費と安全性を高めたスタンダードタイヤ「ENERGY(エナジー)」シリーズ、スタッドレスタイヤ「X-ICE(エックスアイス)」などがあります。
ミシュランタイヤの乗り心地や性能評価
各シリーズごとに乗り味が変わるので一概に言えませんが、ミシュランタイヤの特徴は全体的に日本タイヤと比べて硬めでロングライフ(持ちが良い)傾向にあります。
もちろん硬めと言っても衝撃吸収や静音性の技術レベルはトップクラスで、グリップ力やハンドリング性能と相反する乗り心地とのバランスポイントをどこに置いているかの差です。
日本のように低速で発進・停止の多い地域に比べ、欧州やアメリカなど長距離で路面状況の幅広い地域では、ある程度の強度と耐摩耗性が必要になる事にも由来しています。
とはいえ、日本での使用感が悪質かと言えば全くそんな事はなく、上質な運転走行が味わえます。また、嬉しいほどの長寿命が評判です。
唯一、大抵の方がミシュランタイヤの選択を躊躇するのが値段です。
やはりタイヤ価格もトップレベルなので、どうしても高級スポーツ車の性能を存分に発揮したい方やタイヤの乗り心地にこだわる方などでブランド志向のユーザーに偏る傾向を感じます。
正直なところ乗り心地は、タイヤだけでなく車のサスペンションやシート、フレーム剛性によっても変わってくるため、ショックアブソーバーがよく可動しシートが少し硬めで体をホールドする欧州車に装着する事で、ミシュランタイヤの良さが最大限に発揮できると思います。
パイロットスポーツの圧倒的走行性能
ミシュランのハイグリップスポーツタイヤ「PILOT SPORT(パイロットスポーツ)」シリーズは、サーキット走行をも可能にする高い走行性能を発揮します。
ウェットグリップ性能でも最高レベルの「a」を獲得している「PILOT SPORT 4S」をはじめ、スポーツEV車やハイブリッド車向けの静粛性を高めた「PILOT SPORT EV(イーブイ)」でも、ウェット路面での安心感はスポーツタイヤの中で最高クラスです。
路面に密着してクイックに反応するハンドリングは、どんな路面環境でも運転する楽しさを120%引き上げてくれます。
PILOT SPORTにはハイスペックなメインシリーズ「PILOT SPORT 4S」から、静粛性や環境性能の高い「PILOT SPORT EV」、SUVクロスオーバーに特化した「PILOT SPORT 4 SUV」、公道も走れる本格サーキットタイヤ「PILOT SPORT CUP」シリーズなどあります。
また近日「PILOT SPORT 5」の登場が発表されています。
ミシュランPRIMACY 4の上質さ
ミシュランタイヤの中で一般ユーザーがもっとも品質を体感できるのは、プレミアムコンフォートタイヤの「PRIMACY 4(プライマシー4)」でしょう。
「PRIMACY 3」と比較してウェットブレーキ性能が13.3%アップし、静粛性や乗り心地もトップクラス。
さらに転がり抵抗性能:AA〜A、ウェットグリップ性能:a〜bの、41サイズが低燃費タイヤとなっています。
実際に装着すると、コンフォートタイヤなのにハンドリング応答性の高さが際立ち、運転する楽しさまで感じられます。
SUV、セダン、ミニバン、ステーションワゴン、スポーツ車と、どの車種に履いても上質さが感じられると思います。
ぶっちゃけ、世界的なブランド戦略が上手いんですよね、ミシュランは。もちろん技術の裏付けは充分なのですが、それ以上に長年ハイブランドとして定着し続けてるところに凄さがあると素直に思います。
各シリーズそれぞれの私の個人的な感想としては、高性能なハイパワー車なら「PILOT SPORT」を買う価値がある、大衆車でミシュランタイヤの凄さを体感できるのは「PRIMACY」シリーズや「LATITUDE」シリーズ以上、「ENERGY」クラスのミシュランのスタンダードな低燃費タイヤを選ぶくらいなら、他の安い国産タイヤや輸入アジアンタイヤでミドルクラス以上の方がよほど経済的だと率直に感じてしまいます。
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ちなみにカーショップを営む職業柄、驚きの価格ながら充分使い倒せる激安タイヤランキングも日々更新していますので、よろしければご覧ください。
⇒「人気輸入タイヤ性能比較ランキング!」ページ
ミシュランのスタッドレスタイヤX-ICE感想インプレ
「MICHELINのスタッドレスは効き目どうなの?」とよく聞かれますが、価格を抜きにして性能面で見れば輸入タイヤの中では一番おすすめのスタッドレスタイヤだと思います。雪道やアイスバーンでのグリップ・発進性能もかなりの高性能を持ち、さらに長持ち。
「X-ICE」シリーズは現在「XI3(エックスアイ スリー)」まで進化し、「クロスZサイプ」「マイクロポンプ」に加えて「ZigZag(ジグザグ)マイクロエッジ」のトリプル・エフェクト・ブロックが氷上でのグリップや制動性能を極限まで高めています。
驚くのは国産スタッドレスタイヤをも凌駕する乾燥路面での静粛性や高速走行時の直進安定性や操作性の高さです。速度記号TやHといった超高速にも対応した硬めのゴム質ながら、トレッドパターン(溝模様)やサイプ(刻み)形状で限界まで氷雪性能を併せ持つ技術力の高さを実感できます。
素直な感想インプレとしては、氷上・雪上でのグリップ力は国産タイヤ勢に歩があると感じていますが、日本タイヤに比べて年数が経って摩耗しても落ちにくい制動力や乾燥路面での性能の高さには高い評価があります。
残念ながらスタッドレスも価格帯はやはりトップクラスですが、長く安心して使える信頼度を考えるとある意味安いのかもしれません。
ちなみに、ミシュランの半額ほどで買える圧倒的に安いけど高品質な輸入スタッドレスタイヤも気になるという方は、こちらの記事も是非ご覧ください。
⇒「おすすめスタッドレスタイヤは?評価と選び方」記事こちら
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