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ヨコハマタイヤは世界シェア第8位
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横浜ゴムの世界的タイヤブランド「ヨコハマタイヤ」です。
創業1917年、日本国内ではブリヂストン、住友ゴムに続く第3位ですが、国内シェア50%を超える圧倒的なブリヂストンを除き、シェア10%ほどと住友ゴムと良きライバルといった感があります。
また、世界シェアでも第8位と世界的にも評価の高い国産タイヤメーカーと言えます。
現在、ヨコハマタイヤでは、フラッグシップモデルの「ADVAN(アドバン)」シリーズ(「ADVAN A052」「ADVAN Sport V107」「ADVAN Sport V105」「ADVAN dB」「ADVAN NEOVA」「ADVAN FLEVA」など)、低燃費タイヤの「BluEarth(ブルーアース)」シリーズ(「BluEarth GT」「BluEarth RV」「BluEarth AE-01F」「BluEarth ES32」など)やスタンダードモデルの「ECOS(エコス)」シリーズ(「ECOS ES31」「DNA ECOS」「S.drive」など)、SUV・オフロード用の「GEOLANDAR(ジオランダー)」シリーズ、スタッドレスタイヤ「ice GUARD(アイスガード)」シリーズ、ドレスアップ用「PARADA Spec-X」「PARADA PA03」などがあります。
最近では、韓国タイヤメーカー大手のクムホと技術提携する話題で有名です。
横浜タイヤADVANスポーツ、ADVAN dBの評判
「ADVAN」シリーズはヨコハマタイヤのハイエンドモデルとして、SUPER GTなどモータースポーツで培われた技術を投入して、高い品質を誇る評判のタイヤです。
高グリップに加え静粛性や乗り心地も高めたプレミアムタイヤ「ADVAN Sport V107(アドバン スポーツ)」や輸入車用の「ADVAN Sport V105」は、タイヤ側面のサイドウォール部剛性を強化し、走行時のねじれや歪みを低減し、グリップ力やハンドリング性を高めドライ性能やウェット性能を向上しています。
静粛性や乗り心地を重視するなら、プレミアムコンフォートタイヤの「ADVAN dB(アドバン デシベル)」です。
新開発コンパウンドのナノパワーゴムによる高い安全性を保持しながら、計算された左右非対称トレッドパターン(溝模様)でロードノイズの低減だけでなくパターンノイズの耳障りな周波数を分散・低減させる高次元の静音性を実現しています。
運転時の静かさを重視したい方におすすめです。
「ADVAN NEOVA AD08(アドバン ネオバ)」はヨコハマタイヤ最強のスポーツタイヤとして、レーシングテクノロジーを注ぎ込んだ、ドライ・ウェットを選ばず素晴らしいポテンシャルを持ったスポーティタイヤです。
耐摩耗性や静粛性、乗り心地などの快適性能を多少度外視してでも、運動性能に重点を置いた贅沢なタイヤと言えます。
独特のトレッドパターンが非常にかっこいい“見せるタイヤ”としても人気があります。
GEOLANDARジオランダーシリーズの選び方
ヨコハマタイヤのSUV・クロスオーバー・4WD向けシリーズ「GEOLANDAR(ジオランダー)」は、昨今人気で台数も増えているSUV車種で評判のブランドです。
CMやチラシ宣伝ではそれほどプッシュされず認知度がイマイチなジオランダーですが、車高(重心)の高いSUV向けながら安定感のあるハンドリングや、それでいてイヤラシさのない乗り心地は、確かに良いです。
ただGEOLANDARに関しては、選び方が大切。
「GEOLANDAR H/T」、「GEOLANDAR CV」、「GEOLANDAR A/T」、「GEOLANDAR SUV」とあり、使用する路面環境に合わせて個々に性能や乗り味が変わります。
クロスオーバーと言えどもアスファルト舗装路面の街乗り感覚で使うなら燃費性能と静粛性の都市型「GEOLANDAR SUV」、重量級の大型・中型SUVながら高速走行の安定感と耐摩耗性があるのは「GEOLANDAR H/T」シリーズ(H/Tはハイウェイテレーンの意)、ダート(ゴツゴツした山道)やマッド(泥や土)、砂浜などオフロードはもちろん、オンロード路面も対応した“どこでも派”には「GEOLANDAR A/T」(A/Tはオールテレーンの意)が最適。
「H/T」と「A/T」は燃費より耐久性や悪路走破性が高く、「CV」や「SUV」は耐摩耗性を高めつつ燃費や乗り心地のオンロード重視でマイルドという印象です。後は好みですね。
とはいえ「A/T」で高速走行も全然大丈夫ですし、4WDなら「H/T」でオフロードも全然行けちゃう充分な性能があります。ただ、「SUV」でダートやマッドはおすすめしません。
YOKOHAMAブルーアースは環境に優しい低燃費タイヤ
(BluEarth-GT AE51)
ヨコハマタイヤの主力ラインナップが「BluEarth(ブルーアース)」でしょう。
耐摩耗性を高めてロングライフを実現しながら、転がり抵抗を抑え燃費を高めるエコタイヤの王道ですが、さらにゴムの品質を高めて乗り心地やウェット性能も向上した上級エコタイヤと言えます。
ブルーアースの素晴らしいところは、転がり抵抗を抑えながらも制動性やグリップ力を高めるという、両極にある性能を両立している点。
世界でも評価される横浜ゴムの高度な技術力が伺えます。
ブルーアースはより細分化されており、走りと低燃費を両立した「GT AE51」や「BluEarth-A」「BluEarth-1 EF20」、低燃費に特化した「AE-01F」シリーズ、SUV専用「XT AE61」、ミニバン・SUV・軽ワゴン向けの「RV-03」、バン専用「Van RY55」、さらにBluEarthオールシーズンタイヤ「4S AW21」まであります。
以前のエコタイヤとしてYOKOHAMAには「DNA」シリーズがありましたが、その後スタンダード系の「ECOS(エコス)」シリーズと低燃費に特化した「ブルーアース」に分かれ、現在は燃費と経済性に優れたスタンダードタイヤ「BluEarth-Es(ES32)」が登場して、再編されつつあります。
(メインスタンダードとなったブルーアースES32)
(ECOS ES31)
「ECOS」は低価格化して、基本性能を持った安い低燃費タイヤとして存続しています。
じゃあES32とES31どちらがオススメかと聞かれれば、“購入時の値段が安い方”というのが率直な答えかなと。
正直な感想、エコスシリーズを選ぶならスポーティさ(運動性能)を持つ「S.drive」一択で、それ以外は輸入タイヤの上級シリーズの方が値段もさらに安い上に、十分な性能を感じます。
アドバンは同カテゴリのブリヂストンPOTENZA(ポテンザ)にどうしても分があり、ブルーアースが主力商品となるのも市場の妥当な反応だと感じています。
とはいえ、ヨコハマタイヤのフラグシップだけあってアドバンの根強いファンも多いのは確かで、さらにブルーアースの売れ行きの凄さを見ても、信頼の日本タイヤメーカーです。
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ヨコハマスタッドレスice GUARDアイスガードの氷上性能
ヨコハマタイヤのスタッドレス「ice GUARD(アイスガード)」は、さすが日本ブランドと言える高い評判と高品質の氷上性能を持っています。
正直なところ、雪上性能はトレッド(溝)のブロックパターンと雪を掻く摩擦で、ある程度の性能は発揮できてしまいますが、氷の上は別格です。
低温下でのゴムの柔らかさはもとより、氷上の水分をタイヤが吸水・排水しながら限界まで高めた接地摩擦、さらにドライ路面での高い運動性能や耐摩耗性も要求されるのが、日本のスタッドレス事情でしょう。
高度な技術力と何万回にも及ぶ実地試験でしか得られない日本の冬に、ヨコハマスタッドレスは対応していると言えます。
ドライ路面の高速安定性ではどうしてもゴム質の柔らかさがフラツキの原因になりますが、本格的な雪国でのユーザー率が高いのは、ヨコハマスタッドレスの信頼できる氷雪性能ゆえ。
(ファイブプラスiG50のトレッドパターン)
現在アイスガード5 PLUS(ファイブプラスiG50)から6(シックスiG60)、「ice GUARD 7」まで登場しています。
(新バージョンが登場する時は現行「6(iG60)」が安価になりやすいのも狙い目!)
アイスガードシリーズは乾燥路面でのハンドリング性能も高く、ただ柔らかいだけでなく、あらゆる冬の環境でも運動性能を高めたスタッドレスタイヤです。
(ice GUARD 6のトレッドパターン)
「ice GUARD 6」は、ドライ路面での走行安定性を維持しつつ、プレミアム吸水ゴムが氷上を掻き、トライアングルスポットが雪を掴みます。
高いアイスバーン性能だけでなく、ウェット路面や燃費性能、静粛性能、そして経年劣化にまで強いゴムに進化しています。
(※北海道に特化したアイスガードエボリューションがありますが、日本国内でも圧倒的な積雪と寒さを誇る北海道にマッチしたタイヤですので、本州では少し柔らか過ぎる印象です。)
YOKOHAMAスタッドレスではアイスガードの他に、4WD・RV・SUV用の「iceGUARD SUV G075」と「GEOLANDAR I/T(ジオランダー アイティ)」シリーズもあります。
トリプル吸収ゴムとブラックポリマー採用で、氷上での制動性能を向上させながら効き目長持ちで転がり抵抗も抑えた、安全性と経済性の高いスダッドレスです。
ヨコハマタイヤのスタッドレスは、安定した信頼度と品質を持っているイメージがあり、国産の中でも選びやすいメーカーと評価しています。
国産タイヤメーカーですから価格もそれなりに高いのですが、ブリヂストンやミシュランなどと比べると安い印象があり、雪国でも国産スタッドレスの本命として選ぶ方は多いです。
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