ZETAゼータタイヤ 人気輸入タイヤの評判

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上海に拠点を置くZETAゼータタイヤ

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 楽天市場やYahoo!ショッピングで激安タイヤとして人気なのが「ZETA(ゼータ)」です。

ZETAゼータタイヤの品質と使用感の個人的感想 ZETAゼータタイヤ

 本社は上海に拠点を置く中国製タイヤ。日本の総代理店は株式会社「神風」という会社で、現状では神風の販売網として楽天とYahoo!ショッピングでの通信販売がメインとなっています。
 2008年完成の最新鋭工場施設で生産されているZETAは、DOT(アメリカ合衆国運輸省認定規格)、E4-S、ECE(欧州技術基準・規格)、INMETRO(ブラジル製品認証規格)、GCC(アラブ標準化組織基準)、REACH(欧州化学物質使用管理法)の基準・規格に適合しています。

 コンフォートタイヤのZTR10、ZTR20、ZTR50、ALVENTI、オフロードやSUV用タイヤとして開発されたTOLEDO、ハイパフォーマンスな安全性と快適性を備えたAZURA、冬のスタッドレスタイヤシリーズのANTARCTICA等がラインナップされています。

 ちなみにこのZETAタイヤとよく間違われるのが、イタリア輸入タイヤメーカー「Marangoni(マランゴーニ)」のライトスポーツシリーズ「ZETA LINEA(ゼータリネア)」。
 ZETAタイヤはメーカー名でZETA LINEAはシリーズ名と全く別物ですが、Marangoniも100%イタリア製を謳う高品質で安価な輸入タイヤです。

ZETAの感想は価格の満足度がすべてを圧倒

 何はともあれ、ZETAの魅力は圧倒的な安さです。

ZETAタイヤZTR20コンフォートの具合

 実際に使ってみた感想としては「値段の安さがすべてを圧倒する満足感」と言えます。少し柔らかめの乗り心地ですが、高速安定性も充分。

 実直にいうと、この価格帯の激安中華タイヤにありがちな真円度の悪さやサイドウォール剛性の低さ、ロードノイズの高さなどはやはり否めませんから、あまり神経質な方には向きません。
 個体で当たり外れもありますが、ホイールバランスを取るとウエイトの必要量に驚いたりもします。

ホイールパランスウェイト

 もちろんバランスをとってしまえば問題はありません。

 偏平率が大きいとサイドウォールが横に膨れるような形状のため、縁石や段差などへの横擦りに注意です。
 全体的なタイヤフォルムが大手メーカーの一昔前のデザインという感がありますが、これもビード部からサイドウォールにかけての剛性強度の甘さから来ているのかもしれません。

ゼータタイヤZTR20(16インチ)のサイドウォール形状とデザイン

(装着時、斜め横からの見た目)

 なので、インチアップ等で偏平率を下げる事で、フォルムも締まりハンドリング性能も向上します。ただ、3サイズ以上の過度なインチアップは空気圧設定が高くなるため、あまりおすすめできません。

 車高調やダウンサスなど、車高を下げてのカスタム装着は問題ありませんが、引っ張りによる履き方はお勧めできません。
(※フェンダーまで被せるほどの下げはサイドウォール形状から、干渉に注意です)
(※引っ張りタイヤとは、ホイールサイズより幅の小さいタイヤを無理矢理履かせるカスタム仕様)

 思うところを書いてみましたが、バースト等の心配もなく値段に勝る不評無しで、普通に乗る分には何の不満もない激安アジアンタイヤです。

 サマータイヤでは、ゼータタイヤと同価格帯で他メーカーに同じ中国製で高評価のHIFLY(ハイフライ)や人気のcorsa(コルサ)などがあります。

 また、少し上の価格帯のNEXEN(ネクセン)やNANKANG(ナンカン)はグリップ性能やハンドリング性能など、低価格と性能レベルでかなりおすすめできるアジア製ブランドです。

 これらも実際の乗り味などの評価感想を載せていますので、よろしければメニューよりご参考ください。


輸入タイヤ通販相場
⇒ZETAタイヤ価格一覧こちら

ZETAスタッドレスの評判と使用感

 スタッドレスタイヤは値段だけでは選べないところがあります。その点で、ZETAスタッドレスANTARCTICAはゴム質の柔軟性、特に弾性が弱く若干硬めの印象があり、雪上ではそれなりの性能を発揮してくれますが、ウェット性能や氷上アイスバーンなどで考慮する必要があります。
 逆に耐摩耗性には優れるようで「雪はそれほど降らない」「年に数えるほど使うだけ」という使用環境に良いのかもしれません。

 また、グリップ力や制動力などの性能劣化が早い印象を受けました。

 冬場は氷雪環境メインで使いたいという方はNEXEN(ネクセン)やNANKANG(ナンカン)といった輸入スタッドレスタイヤをおすすめしています。

 ちなみに、安い輸入スタッドレスタイヤを考えている方はこちらの記事も是非ご覧ください。


 

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