超高速走行とタイヤの耐久性の関係をご存知?
冬タイヤの時期に高速道路を走ると見掛けるのが、スタッドレスタイヤを履いているだろう運転手さんが、もの凄いスピードで爆走する姿。
自動車が出せる速度は、車の性能とスピードリミッター(速度制御装置)だけに制限されると思ってる人が少なからずいるなと、非常に不安を覚えます。
そこで今回のコラムでは、「知らないと危険な超高速走行とタイヤの耐久性の関係」について書いてみます。
ちなみに一つ前置きしておきますが、ここで書く内容は道路交通法に違反するスピード域についてですので、法定速度を守り安全運転をされる方にとっては、被害を被る可能性があるという事実を知っておいて、周りに注意して頂ければと思います。
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タイヤにも耐えられる限界速度がある!
タイヤにもそれぞれに、耐えられる限界速度があるのをご存知ですか?
私はこのサイトでよく話題に挙げていますが。
それがタイヤのサイズ表記に一緒に表示されている「速度記号」です。
この速度記号は、タイヤが安全に走れる限界速度を表しています。
「えっ?そんなのあったの?」という方も多いかもしれません。
正直な話この速度記号は、日本の法定速度を充分過ぎるほど許容した範囲に設定されているので、常に法定速度内で安全走行される方にとっては、知らなくても全く悪い事ではありません。
でも、スピード違反をちょくちょくしてしまうような人は、知らない事によって自分だけでなく他人をも巻き込む大事故を起こす可能性があります。
そして特に、スタッドレスタイヤです。
ブリヂストンやYOKOHAMA、ファルケン、トーヨータイヤ、ダンロップなど国産タイヤメーカーのスタッドレスは基本すべて、速度記号が「Q」指定です。
これは“160km/hまでは安全に走れる耐久性と性能があります”という意味。
(認知度の高い輸入タイヤのグッドイヤーもほぼQ指定、ミシュランタイヤは基本Qより上に設定されています)
これを読んで「はっ!!」と思った方、本当にスピードを出すのは止めましょう。
昨今のスタッドレスタイヤは技術の進歩により、高速走行時の安定感が格段に向上しています。これは皆さんが感じてる事と思います。
一昔前のスタッドレスは、スピードを出すとふにゃふにゃして、高速道路の100km/hが怖いくらいでしたものね。
でも今のスタッドレスは本当に安心してスピードが出せるようになっています。
だから速度記号を知らない若い世代の人など、どう見ても速度超過な猛スピードで走り去ってゆくのを見掛けると、心底不安になるのです。
輸入車は夏タイヤだって危険な速度域まで出せる
ちなみに日本車は、どの車もスピードリミッター(速度制御装置)が付いていますから、180km/hまでしか速度が出ないようになっていますが、ベンツやBMW、アウディなどの輸入車では、夏タイヤでさえ危険な速度域までスピードを出せる車種がたくさんあります。
夏タイヤに多い速度記号は、「S(180キロまで)」、「T(190キロまで)」、「H(210キロ)」、「V(240キロ)」です。
これ以上の速度が出せる海外車は多いですよね。
本当に非現実的な速度の話ですが、世の中には呆れるほどの速度違反で爆走する車が実際にいる現実があります。
そういう方達は、ちゃんと速度記号を意識してタイヤを選んでいるのでしょうか。
大事故になる前に知識と気持ちの抑制を
言うまでもありませんが、一般道が60km/h、高速道路で100km/hが最高速度。それ以上のスピードは当然、法律違反です。
そしてもし事故を起こして後悔するのは自分です。
しかも、知識がない事でさらに他車をも巻き込む大事故の確率を格段に高めているとしたら、周りを走る安全運転者にとって言葉にできない憤りを感じます。
スピードを出す前に気持ちの抑制を、そしてタイヤにも限界の速度があるという事を知りましょう。
(※このコラムは、スピード違反を決して肯定するものではありません。)
(※法定最高速度は、道路の指定制限速度によって変わります。)
タイヤサイズ表記やホイールに関して、以下のページでも詳しく書いてますので、ぜひご覧ください。
自動車のタイヤ選びとタイヤサイズについて
⇒「タイヤサイズ表示の読み方」こちら
輸入タイヤ履いてますか?
⇒「知らないと危険!ETRTO規格輸入タイヤの適正空気圧」記事こちら
ホイールに必要不可欠なナットも種類があります
⇒「ホイールナット種類と選び方」こちら
また輸入タイヤ情報に特化した当サイトでは、評判の海外スタッドレスメーカーを実際に乗ってみた感想も踏まえてランキングしてるので、輸入タイヤに興味がある方はこちらもご参考ください。
⇒「輸入スタッドレスタイヤ人気比較ランキング!」ページ
【もっとアジアンタイヤや激安輸入タイヤを知るなら!】
⇒「アジアンタイヤどうなの?評判と評価!輸入タイヤ通販情報」記事こちら
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