低燃費エコタイヤと燃費改善おすすめ情報

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低燃費エコタイヤの前に!燃費を悪化させる運転習慣

YOKOHAMA「ブルーアース」、ダンロップ「エナセーブ」、ブリヂストン「エコピア」など低燃費を売りにしたエコタイヤ。
 日本の景気情勢を反映するように、近年では低燃費エコタイヤが各タイヤメーカーでも圧倒的な売れ筋商品となっています。

 確かにタイヤを変えるだけで燃費が向上して車の維持費が抑えられるのなら、こんなに嬉しい事はありませんよね。

 でも、その前に。
 毎日の愛車との付き合い方で燃費を改善させる方法は、ご存知ですか?

 車の燃費は、運転方法や日々のちょっとしたメンテによって格段に良くなりますし、逆に意識せずにいると、エコタイヤの燃費性能なんて全く無意味なくらいに燃費を悪くします。

 このページではエコタイヤの燃費性能についてや、その他、燃費を良くする運転方法の知識やコツについて書いています。
 文章はちょっと長めですが、詳しく知りたい方はご覧ください。

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エコタイヤはどのくらい燃費が向上する?

 ちなみに低燃費エコタイヤはどのくらい燃費が良くなるのでしょうか?

 エコタイヤは、タイヤと路面との摩擦を減らして転がり抵抗を高めることで、より少ない力で前に進むという技術を売りにしています。
 そして転がり抵抗が20%低減したとすれば、“進む”、“止まる”を繰り返す一般市街地走行などで燃費が約2%向上すると言われます。

給油回数で考えてみると・・

 「燃費が2%良くなる」と言われてもいまいちピンと来ませんが、分かりやすく説明すると「燃料が空の状態から50回満タン給油すれば1回分浮く」という感じ。
(100回(100%)入れると2回(2%)なので)

 つまり、燃料満タンで400キロ走行できる車種であれば、2万キロ(400キロ×50回)で1回分の給油代がお得という計算になります。
(満タンで700キロ走行できる車なら700×50で3万5千キロに1回ということ)

「えっ!?そんな程度なの?」と思った方も多いかもしれません。

 もちろん、高速道路などブレーキ回数が少ない走行状況であればもっと燃費に反映するので、約4〜5%の燃費改善が見込めますが、それでも思ったほど変わらないと感じる方も多いでしょう。当然いつも高速道路ってわけじゃないですし。

 タイヤの寿命を考えても、走行距離3万キロ前後で新品交換したら、上の計算だと給油が約1〜2回程度しか変わりません。
(タイヤ溝の減り方は、走り方やタイヤブランド、路面状況などでも変わるので一概に言えませんが、経年劣化も含めて走行2万キロ以上〜4万キロ未満での交換が一般的に一番多いと思います)

年間走行距離で考えてみると・・

 給油回数の試算と結果は同じですが、年間走行距離で考えてみると、年間1万キロ走る場合、2%燃費向上で200キロ分お得になります。
 リッター10キロ走る自動車ならガソリン20リットル分浮く計算です。

 つまり、レギュラーガソリンをリッター120円とすると年間1万キロ走る場合に1年で2,400円お得ということ。
 タイヤ寿命3万キロだったら総期間で7,200円安くなり、年間5000キロ走行なら1年で1,200円安くなる。こんな感じです。

冬にスタッドレス装着地域の方は、ノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの2つ分が年間走行距離に含まれます。ひび割れなど経年劣化によるタイヤ寿命もありますから、各タイヤで総距離3万キロ走るかどうかも加味しましょう。
 経年劣化による買い替えはメーカー推奨で3〜4年、一般的には3〜5年で交換が多いです。


 買う時点でエコタイヤは、低価格のベーシックなスタンダードタイヤより割高ですから、値段の差額と比べてみるとお得にならないなんて事も案外多かったりします。

 もちろんエコタイヤが駄目ということではありません。
 特に高速道路や信号の少ないスムーズな道路を中心に走る方などはエコタイヤの恩恵を多く感じられますし、出費を抑える上で価格の安いエコタイヤならそれに越した事は無いでしょう。

 ご自分の年間走行距離やタイヤ交換ペースなどを実際に考えてみると、より実感できると思います。

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運転習慣とメンテの改善で燃費効率アップの方法!

 エコタイヤでどの程度の低燃費効果があるか、何となくイメージが掴めたでしょうか。

 それでは次に、日々の運転習慣やちょっとしたタイヤのメンテナンスで、燃費効率を良くする方法とコツをご紹介します。

タイヤ空気圧チェックで燃費改善!

タイヤの空気圧で燃費改善

 ご存知の方も多いですが、タイヤの空気圧低下は燃費に大きく影響します。
 しかも空気圧チェックを怠るだけで、なんと燃費が5%近くも悪化してしまうことも。。

 例えば、各車種の適正空気圧より50kPa(0.5kg/cm2)低下すると、市街地で2%ほど、郊外や高速道で4〜5%ほども燃費が悪化してしまいます。
 つまり適正値が220kPaとしたら、170kPaの空気圧で走り続けた場合という意味です。

 これ、先のエコタイヤの燃費具合からすると、かなりムムムッって感じでしょう?

 ちなみにタイヤは少しずつ自然に空気が抜けてしまい、1ヶ月で約10〜20kPaほど低下してしまいます。
 ですから、数ヶ月ほど空気圧チェックをしてない方は、かなり燃費を悪くしてるんですね。

 しかも空気圧が少なく潰れた形状でタイヤを使い続けると、タイヤの寿命も短くなってしまいますし、酷い場合はバースト等の危険だってあります。

 なので、適正空気圧はたいてい運転席ドアの内側に表記されていますが、毎月1度は空気圧チェックするのがおすすめです。

 またこれは絶対ではありませんが、適正空気圧より10kPaほど高めに入れるのもおすすめです。
 乗り心地は多少硬くなりますがそれほど違和感ないレベルで、それでいて燃費効率は上がり、適正値より下回りづらくなります。燃費向上に大きなメリットがあります。

 もちろん、常に適正空気圧で管理するだけでも燃費効率は悪化しませんし問題ありません。

エンジンオイル・フィルター類のメンテ

 エンジンオイルやオイルフィルター、エアクリーナーエレメントなどの定期的な交換メンテナンスを怠ると、燃費は悪くなります。

 とは言っても、エンジンオイルは5000キロ毎程度、エアフィルターは車検毎くらいで充分ですから、それほど頻繁に交換が必要ってわけじゃありません。
(※もちろんオイル種や走行状況によって変わります)

 それでも「オイル交換は車検(2年)ごと」という強者も意外といるもので、しかもそう言う方ほどエコタイヤを欲しがったり。。
「その前にもうちょっとメンテすれば燃費に良いのに」なんて思ってしまいます。

 燃費対策以前にエンジンの管理が酷過ぎると、比較にならないくらい車の費用でお金が掛かってしまう場合もありますから、エンジン関連のメンテは忘れずに覚えておきましょう。

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エアコンと燃費の関係

エアコンと燃費の大きい関係

 車のエアコンはご存知の通り燃費に影響します。
 車体を動かす駆動力とは別に、コンプレッサーを動かすためにエンジンの力を使うのですから当然ですね。

 ハイブリッド車などはエアコンをオンにすれば、エンジンの稼働量が目に見えて増えるので分かりやすいと思います。

 でもエアコンを使うなという話ではありません。もっと上手く使いましょうということ。

 まず、エアコンを使う時は内気循環がおすすめ。
 外の暑い空気を一気に冷やす外気循環に比べて、車内の冷えた空気を再度冷やす内気の方がエアコンの労力が少なく済み、燃料の消費を抑えてくれます。

 次に、設定温度を1度高めに。
 オフィスのクールビズでも定番のエコ方法ですが、必要以上にエアコンを動かさない。

エアコンはオート設定の燃費が良い

 もちろん、オート設定が出来るエアコンならオートで使います。
 オート設定は車内の温度が設定値まで下がると自然とエアコンの動きを弱めてくれるので、自分で調整するマニュアル設定よりも無駄がなく、燃費に反映してくれます。

 最後に、外が涼しい時はエアコンを切って窓を開ける。
 人によっては、「外の空気が臭うから嫌だ」とか「ホコリが車内に入るから嫌」なんて方もいますが、実はこれが一番燃費改善できたりします。

 驚く話ですが例えば外気温25度であった場合、同じ25度にエアコンを温度設定すると、燃費は約12%も悪化すると言われます。
 12%って、これまでの燃費の話の中でもズバ抜けて高い数値ですよね。。

 窓を開ければ涼しいのにわざわざ燃料を消費してるって、環境にも悪いしちょっと空しさも。

発進加速や車間距離にゆとりで燃費改善

 燃料を一番消費するのが、車を発進し加速する時です。アクセルペダルを踏む動作ですね。

 加速のとき、ワッと急にスピードを上げるのではなく、じわ〜っと加速する優しい発進を心掛けるだけで最大10%程度も燃費を改善することができます。

 また、ブレーキを踏めばそれだけ再度アクセルペダルを踏む回数が増えるので、車間距離にゆとりを持って加速や減速の少ない運転をするだけでも、燃費がかなり良くなります。

エコタイヤと燃費改善方法まとめ

 エコタイヤについて、そして運転習慣やタイヤ空気圧チェックなど燃費改善方法について書いてみましたが、いかがでしたか。

 エコタイヤはもちろんスタンダードタイヤに比べて、転がり抵抗を抑えて燃費を改善してくれます。ですが割高な分、ご自分の使用状況を考えて購入するのがお得です。
 そしてエコタイヤの前に、運転方法やタイヤの管理次第でよほど低燃費が実現できるかもしれませんよというお話でした。

「低燃費エコタイヤってどうなの?」って声を頂くので、今回は燃費について書いてみました。タイヤ選びの参考になればうれしいです。

 ちなみに当サイトでは、国産タイヤより数万円から半額ほどまで安くなる評判の輸入タイヤ(アジアンタイヤ)についても書いています。よろしければご覧ください。

 

【安くて高性能輸入タイヤで燃費以上にお得に!】

評判が良いアジアンタイヤは?

⇒「評判が良いアジアンタイヤは?」記事こちら


【燃料を安く入れてさらに節約!】

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⇒「ガソリンがお得クレジットカードでおすすめ最強は?」記事こちら


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