住友商事が北米タイヤ販売事業でミシュランと提携

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住友ゴムが北米タイヤ市場でミシュランと新会社設立

世界トップクラスのタイヤメーカーを脅かす激安タイヤ

 激安アジアンタイヤを初めタイヤの価格競争が世界的に激しさを増す中、住友グループの販売部門である住友商事は低迷が続いていた北米タイヤ卸・販売事業において、フランスのタイヤメーカー大手ミシュランと提携すると、2018年の年明けとともに発表しました。

 北米タイヤ販売を担うTBCコーポレーション(完全子会社)は全米で2400店舗もの規模があるのですが、ミシュラン北米子会社のタイヤセンターLLCと統合して、共同出資会社となるそうです。

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世界トップクラスのタイヤメーカーを脅かす激安タイヤ

 住友ゴムは世界タイヤメーカー売上ランキングで4位、ミシュランは2位と、世界トップクラスのタイヤメーカーが販売で苦戦する大きな要因は、やはり激安タイヤ商品の台頭です。

 ミシュランの品質の高さとブランド力は皆さんもご存知の通りで、さらに国産タイヤブランドFALKEN(ファルケン)やDUNLOP(アジア圏及びロシア限定)を有する住友ゴムにおいても高い技術力は疑いようがありません。
 そんな巨大グローバル企業をも脅かすほどに、激安タイヤメーカーは価格の優位性はそのままに、技術力がメキメキと向上してるわけです。

「値段は高級ブランドの半額以下なのに、使ってみたら問題なくそれなりに使えちゃう」となれば、多くの消費者が安い方に流れるのは必然でしょう。

 これは余所の国だけの話ではありません。かく言う我が国日本でも激安輸入タイヤは、日本のタイヤ市場でも台風の目となり、国産タイヤメーカーを脅かす存在となりつつあります。

消費者は正直なもの

 そりゃ私も日本国民ですから、正直な気持ち、日本メーカーのブランドを買いたいのは山々です。

 でもね、でもですよ。
 国産タイヤの半額から4分の1なんて金額に差があるんじゃ、多少の品質の違いで無理して高額なタイヤを買おうなんて思えません。“多少の違い”は一部語弊があるとしても、全く普通に使えちゃうんですから。

 消費者は本当、正直者です。

 願わくば、激安アジアンタイヤと同等まではいかなくても国産ブランドがより低価格化を実現してほしいと心から思いますね。去年のタイヤ値上げからしても難しいのでしょうけど。
 そうすれば、多少の価格差でわざわざ高品質な国産タイヤを差し置いて安い輸入タイヤは選ばなくなるでしょう。その時、国産と輸入品の技術差にまだ開きがあればですが。。

 それにしてもアジアンタイヤを始め昨今の激安輸入タイヤの技術力向上には、目を見張るものがあります。

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住友ミシュランの今後の動向に注目

 激安タイヤへと話が脱線気味になってしまいましたが、それにしても住友やミシュランだけでなくブリヂストンや横浜ゴムも然り、今後は低価格路線と高級路線にタイヤカテゴリーがより細分化されていくのではと予想されます。

 現に、日本メーカー各社でも主力商品とは別に輸入タイヤに対抗するため安価なスタンダードモデルを販売しています。それでもまだまだ高いなというのが率直な感想ですけど。

 そんなこんなで、住友ゴムやミシュランが今後どういう戦略で北米シェアを回復させていくのか、その動向が注目されます。
 まあでも、国産から輸入タイヤまで20年以上も経験して来た私からみて、激安タイヤ旋風はまだまだ続くでしょう。

 

【安くて高性能輸入タイヤで燃費以上にお得に!】

評判が良いアジアンタイヤは?

⇒「評判が良いアジアンタイヤは?」記事こちら


【アジアンタイヤで高速走行は?】

輸入タイヤで高速道路どうなの?

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