輸入タイヤ派と国産タイヤ派それぞれの言い分

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あなたは輸入タイヤ派?それとも国産タイヤ派?

あなたは輸入タイヤ派?それとも国産タイヤ派?

 日本のタイヤ市場は今、アジアンタイヤを中心とした安い輸入タイヤユーザーと堅実な国産タイヤユーザーの二極化が進んでいます。というか、今までは日本タイヤメーカーのユーザー率が圧倒的に高かったので、どちらかといえば輸入タイヤに乗り換える人が増えているというべきでしょう。

 そんな輸入タイヤ派と国産タイヤ派それぞれの言い分はどちらも納得できるんですけど、どちらが正しいかは別として、それぞれの主張を踏まえながら海外製と日本製のメリットデメリットを書いてみます。

「どちらにしようか悩んでいる」という方に、是非読んでいただきたいなと思います。

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国産タイヤのシェアを奪う輸入タイヤ

 まず実際の現状として、安い輸入タイヤを選ぶ消費者が徐々に増えています。

 これはバブル崩壊後の日本経済を如実に表す部分とも言えそうですが、国産タイヤの価格に比べて圧倒的に安いアジアンタイヤを選びたくなる金銭的な理由があるのも否定できません。

 でもそれだけじゃないんですよね、実際は。

 考えて見ればこうしたアジア製輸入タイヤが日本に入ってきたのは、もう30年くらい前です。いや、それ以上前にもあったのですが、徐々に使われ出した頃(使用者数が増えだした頃)と言えば良いでしょうか。

 輸入タイヤといってもミシュランやグッドイヤーなどのほぼ国産タイヤと変わらない地位を築いてるメーカーは別として、今では割高感のある韓国クムホやハンコック、そして今それほど流通しなくなっている台湾メーカーのフェデラルタイヤ等が全盛の頃です。

 当時はイタリアのピレリタイヤを知らない人も多かったですし、今は高級品となってるドイツのコンチネンタルが安いタイヤとして流通していたものです。

 その頃の輸入アジアンタイヤは、今と比べて本当に信頼度が低かったですね。
 当時は私もやはり「国産タイヤが安心です」と誰にも言っていましたし、実際に日本製の方が断然品質が高かく、比べるべくも無かったと記憶しています。

 そんなアジアンタイヤのユーザー意識が、少しずつ変わってきたんですね。夏用ノーマルアジアンタイヤが、どんどん認知され出しました。
 高い技術力が求められるスタッドレスタイヤでも「結構使えるじゃん」って感じ始めたのは、15年ほど前でしょうか。

 その頃には私も「このままだと激安タイヤに日本メーカーは押されるぞ」と感じ始めていましいた。

 それが今では国産自動車の新車装着タイヤにさえ、ハンコックやクムホが採用され始めています。

どっちの技術力が高い?

 で今現在は、国産タイヤとアジアンタイヤどちらの技術力が高いか聞かれると、海外アジア勢でもトップクラスになれば、どっちだろうと悩んでしまうほどです。

 現にハンコックやクムホはドイツの「iFデザイン賞」や「レッド・ドット・デザイン賞」、アメリカの「IDEA賞」、さらには日本の「グッドデザイン賞」までも受賞するくらい世界に評価されるようになっています。
(これらは世界4大デザイン賞と言われています)

 ただ「日本の冬に最適なスタッドレスタイヤは?」と聞かれると、ブリヂストンやヨコハマタイヤに勝てる海外製はまだないかなとは思います。そりゃそうです、日本の雪質にマッチした開発を実際の環境を使って何十年も行ってるのですから。

 でもかなり僅差に迫ってる。

 こんなことを言うと国産タイヤ派にボロクソに叩かれそうですけど、冷静に見た素直な感想です。
 正直私も今は、スタッドレスタイヤでさえナンカンやネクセンといったアジアンタイヤを愛用してますから。値段は安い上に、全然不安なく使えちゃう品質があるんですもの。

 もちろんこれは私個人の意見であって、当然絶対ではありません。とは言え、スタッドレスも輸入アジアンタイヤにこだわる人が増えているのは、紛れもない事実です。

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4年ぶりの東京大雪で思うこと

 2018年になって初月に東京で、4年ぶりの大雪が降っています。積雪は20センチだそうです。
 私の住む地方では20センチなんて日常のレベルなんですけど、基本的に年中雪が降らない東京では、混乱が起きるのも無理はないかもしれません。

 こんなとき私が思うのは、「安いアジアンスタッドレス履けばいいのに」なんてことなんです。

 だって、夏タイヤのまま雪の中走ってスリップ事故や立往生してる車が、交通機関を麻痺させてる最大の原因だって言うんですから。

 もしかしたら立往生してしまう人は、「予報は雪が積もるって言ってるけど、国産スタッドレス買うのも高いし。アジアンタイヤ?それ問題外でしょ」なんて思ってるかもしれません。
 いやいや、国産のどんな素晴らしいノーマルタイヤより、最安の激安輸入スタッドレスの方が雪上では優れてます。というか、比べるまでもない。20センチ程度、問題なく動きますから。

 せめて簡易の布チェーンとかそのくらいは用意しようよ、と思ってしまいます。

氷雪上の夏タイヤは反則金!?

「雪道だからって夏タイヤで走るのは自由だろ」
 そんな風に思った方もいるかもしれません。

 でもこれ、法律違反になるんです。

 都道府県道路交通法施行細則および道路交通規則では“積雪または凍結した路面での冬用タイヤ装着等「防滑措置の義務」”が規定されています。
 これは沖縄を除くすべての県です。

 なので、氷雪上を夏タイヤで立往生して反則金(罰金)を取られる事だってあります。

 確かにノーマルタイヤのまま走行(危険行為)したり立往生(迷惑行為)すればかなり危険ですし、当然ですよね。

 と言うことで少し話は逸れましたが、日本タイヤメーカーは今後、価格を抑えたり圧倒的な技術革新が起こらないと、どんどん安い輸入タイヤに消費者を奪われていくだろうと感じています。

 

【安くて高性能輸入タイヤで燃費以上にお得に!】

評判が良いアジアンタイヤは?

⇒「評判が良いアジアンタイヤは?」記事こちら


【スタッドレスタイヤの思い込みは怖い!】

良いスタッドレスタイヤは滑らないの?

⇒「良いスタッドレスタイヤ滑らないという幻想」記事こちら


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