自転車タイヤ・チューブのセルフ交換手順を解説
いつもは自動車のタイヤに関する情報を発信してますが、今回は自分でできるセルフ自転車タイヤ・チューブ交換の手順を解説します。
いやね、先日たまたま自転車がパンクしたのでチューブを交換してたら「さすが車を弄るだけあって自転車も直すんだね」なんて言われまして。
そりゃ、車のタイヤに比べたら道具もそれなりの物で出来ちゃうし、家族の自転車は今まで当たり前のように自分で直してたからあまり深く考えなかったんですけど、一般的には皆さんお店に持って行ってパンク修理とかするんですよね。
今、自転車屋さんが実際にどのくらいの料金でパンク修理とかチューブ交換してくれるのか詳しく知りませんけど、まあ多分、自分で直すのの5〜6倍くらいはするんでしょうか。
正直、私は自転車がパンクしたらもうパッチ貼って修理しないで、チューブそのものを新品に交換しちゃうんです。
尖ったものが刺さったとかなら別ですが、劣化でパンクした時はすぐ他のところが駄目になったりするんですよね。
しかもチューブ自体は通販で1輪1000円以下ですし、多分お店のパンク修理より安い。
で、実際やってみるとそれほど難しいことはありません。車いじりとか好きな方なら簡単に感じるんじゃないかと思います。
今回はたまたま子供用自転車のタイヤとチューブが駄目になっていたので、そちらで解説してますが、基本的に大人サイズの自転車もやり方は変わりません。私的には子供用の方が何かと小さくてやりづらいかも。まあ、大して変わりませんけど。
もちろん自信がない人はお店に任せた方が良いのですけど、「時間があって安く直したい!」なんて方は、ご参考ください。
ただ、詳しくはご紹介してますが自己責任でお願いします。
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用意するもの
まず、自転車のタイヤ・チューブ交換で用意するものです。
- ・新しいタイヤ・チューブ
- ・専用タイヤレバー
- ・リムテープ
- ・工具(10mmレンチやプラスドライバー等)
それぞれちょっと解説しますね。
新しいタイヤ・チューブはサイズを間違えない!
交換する新しいタイヤやチューブ、サイズを間違えないようにしてください!
せっかちな私は、正直ここで一番失敗します。(汗)
古いタイヤの側面に表記されてますが、劣化して確認できない場合はホイール内側のバルブ近くに印字されてたりします。
それも分からない場合は、タイヤをバラした中のチューブには確実に表示されてます。
タイヤ側面の表示が分からない程劣化してるならタイヤも新しくするでしょうから、すぐカッターで古タイヤを割いてチューブを引っ張り出しても良いですね。
とにかくサイズを間違うと、始められません。しっかりと確認を。
専用タイヤレバーで脱着します
タイヤを外したり装着したりする時、専用タイヤレバーが必要です。
“専用”といってもそんな仰々しいものじゃなくて、ママチャリから子供自転車までホームセンターで売ってる“パンク修理セット”など安価なプラスチック製のもので基本大丈夫です。
ロードバイクの細いタイヤや最近流行りのパンクしにくい硬いタイヤはキツい場合もあるので、ほんのちょっと高価なタイヤレバーの方が、やり易いかも。私はどんな自転車でもパンク修理セットのタイヤレバーですが。
リムテープは交換がおすすめ
自転車のタイヤとチューブはご存知だと思いますが、リムテープ(リムバンドテープ)を知らない人も多いはず。
これはホイールの内側、チューブと接するホイール内面に貼るテープで、これが劣化してると、新品チューブに交換してもすぐにパンクしたりします。
高いものではないので、毎回チューブと一緒に変えても良いくらい。(私は変えてます)
レンチサイズは自転車によって違う
工具なんですが、これは自転車によって少しずつ違います。
どのタイプの自転車でもよく使うのは10mmレンチとプラスドライバーですが、それ以外に14mmナットや15mmなんかがあったり。
この辺はご自分の自転車を見て確認するしかないです。手順の解説を参考に、外すナットサイズを用意して下さい。
それなりのレンチソケットセットを持っていれば、イケるんじゃないかと。
工具セットもピンからキリまでで、こんなのも5000円以下からあり、ちょっとしたDIYなら安価なもので十分使えます。
モンキーレンチでも良いんですが、基本モンキーは力を入れる場所で使うものじゃ無いので、ナットがなめたりします。しっかり締めるにはメガネレンチが一番。
(左がメガネレンチ、右がスパナのタイプ)
自転車から車輪を外す
ということでここから交換手順を解説していきます。
始めに、自転車から車輪ごとタイヤを外します。
が、その前にまず、バラす前の状態をスマホ等で写真を撮っておきましょう。
そうすれば、後で組み上げる時にとても助かります。
ボルト部の重なり方やブレーキの組み付け状態など、見えるように撮影して記録します。
前輪はそれほど複雑ではないので無難に組めると思いますが、後輪は特にいろんな角度から写真を撮っておくと良いです。
いや〜、携帯って本当に便利。
前輪に関してはナット、ワッシャー、泥除けのステーくらいだから、この順番を覚えておけばいいですね。
後輪はマーキングも
後輪は、軸ボルトをスライドしてチェーンの張り具合も調整しつつ組んであるので、バラす前にその位置をマジックペンでマーキングしておくと、再度組み直す時に便利です。
「マジックで書くのが嫌」という人は、テープで印を付ける方法でも大丈夫。
とにかく元の位置を細かく記すと、組み直しが断然楽になります。
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タイヤを外す
車輪が外れたら次に、ホイールからタイヤを外します。
タイヤレバーをホイールリムとタイヤの隙間にぐいっと差し込んで、テコの原理で持ち上げて外します。
1本目のレバーはスポークに引っ掛けてロック。もう1本で少しずつ緩めていきます。
片側一周外れたら、ここでチューブを引っ張り出して先に撤去します。
バルブ部分はナットや虫ゴム栓(プランジャー)をバラしてから、中に押し込むと外れます。
(一般的な英式バルブの構造は、右からキャップ、袋ナット、虫ゴム栓、ナットの順)
チューブを取り除いたら、タイヤの残り半分もタイヤレバーでホイールから外します。
リムテープを張り替える
ホイールの内側に古いリムテープがあるので剥がし、綺麗な布でさっと拭いてから新しいリムテープを貼ります。
(リムテープはニップル突起からチューブを守るため)
この時、スポークの接合部(ニップル)がすべて隠れるように、そして捻れ等ないように貼りましょう。
タイヤを片側はめる
リムテープを貼ったら、タイヤを片側はめます。
新品チューブを組み付ける
先にホイールのバルブ穴にバルブを合わせて、後はタイヤの中に押し込むように新品チューブを組み付けます。
ねじれ・折れが無いように入れます。
チューブを全部入れ終えたら、虫ゴムや袋ナットなどバルブを戻し、軽く空気を充填してタイヤ内にチューブがきれいに収まるようにします。
こうすることで、タイヤとホイールの隙間にチューブが挟まれる危険を軽減します。
空気が入り過ぎたら、虫ゴム栓を緩めて少し空気を抜けばOK。
残りタイヤをバルブから左右交互にはめる
バルブ位置から左右均等にタイヤをはめて行き、最後がバルブの180度反対側で終わるようにします。
バルブ部はチューブが厚くタイヤのビート(縁)に引っ掛かりやすい(タイヤとホイールに挟まりやすい)ので、先にバルブ位置からタイヤをはめていくとスムーズです。
タイヤをハメ終えたら、最後にもう一度チューブが軽く膨らむ程度空気を入れ、タイヤ全体を揉んでチューブがタイヤ内にバランスよく収まるように整えます。
最後に空気を規定量充填してタイヤ・チューブ交換完了です。
空気を十分に入れるとリムナット(バルブ根元のナット)が緩むので、再度締めておきます。
リムナットは10mmスパナで締めて良いんですが、力一杯締めては駄目。チューブの破損に繋がります。
私は指でグッと締めるだけ。もしスパナなら軽めに緩まない程度で締めます。
後は写真を参考にしながら車輪を組み直します。
後輪は歪みのないように調整
後輪はチェーンの張り具合を調整できるように、左右の固定位置がそれぞれ数センチ程度移動できるようになっています。
そのため車輪が歪んだ状態になっていないか確認して固定しましょう。
この時、初めにマーキングしたポイントを目安に合わせるとやり易いです。
また、子供用自転車などギア切替の無いタイプは、仮固定してペダルを回し、チェーンが張り過ぎていないか確認しつつ位置を決めます。
自転車タイヤ・チューブ交換まとめ
ということで、自分で出来る自転車のタイヤ・チューブ交換の方法についてご紹介しました。
今は誰でも通販で部品を安く取り寄せられますから、良い時代になったものです。正直、職人からしたら技術とサービスを問われる厳しい時代とも言えますけど。。
まあ実際にやってみれば分かりますが、何度かやればコツも掴めて前後タイヤとチューブ変えても1時間も掛かりませんし、そしてそれだけ交換すれば軽く5000円から安い。時給五千円以上って冷静に考えると凄いな。。
DIY好きや手の器用な方は一度やってみると良いかもしれません。
これみんなウチの自転車ですけど家族全部で5台あるので、どれだけ安く上がってることか。(爆)
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