車の鍵の電池交換について

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車の鍵(キーレス)の電池交換方法

車の鍵(キーレス)の電池交換方法

「車の鍵のキーレスボタンが弱い」

「スマートキーの反応が悪い」

 こんな時は大抵、車の鍵に内蔵されているボタン電池(コイン電池)が消耗しています。

 使用頻度によって長持ち具合は変わってきますが、キーの電池は通常1年〜2年ほどでこういった症状が出てきます。
 さらに無理して使っていて、電池が切れるといろいろ面倒なんですよね。

 旧タイプのキーレスならともかく、最新のスマートエントリー&スタートシステム(プッシュスタートボタンがある車種)になると、エンジン始動までの特殊な手順が必要になるんです。

 だから私は、キーレス反応が悪くなってきたら電池交換をオススメしています。まだ使えそうでも。

 実は内臓のボタン電池って、数百円程度で買えるんですね。

 ほんの数百円のためにドアがスムーズに開かないのを我慢して使うなんて、何だか切ないですから。

 そこでこのページでは、自分で出来る車の鍵の電池交換方法についてご紹介します。

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お店に電池交換を頼むといくら?

 自分で交換する手順の前に、お店に電池交換を頼むと幾らくらい掛かるかというと、大抵1000円前後

 電池代にプラス作業の手間賃という感じですね。

 この金額ならお願いしたいって方は、メーカーディーラーに持っていくのが一番安心でしょう。

 一応、お店に電話して値段を確認してみてください。ディーラーによっても料金が違ったりしますから。

 ちなみにディーラーじゃなくても、カーショップガソリンスタンドホームセンターの腕時計電池交換受け付けなんかでも作業してくれると思います。それほど難しくないですからね。
 そしてそういうお店の方が安いこともあります。

 ただキーを分解する際、開け方を探りながら傷が付いてしまう事もあるので、メーカーマニュアルがある正規ディーラーが無難でしょう。

自分で行う電池交換手順を解説

自分で行う電池交換手順を解説

 自分で行う電池交換の手順について、解説していきます。

 旧キーレスタイプと、スマートキー(スマートエントリー&スタートエンジンタイプ含む)の2つに分けて紹介しますが、どちらも慣れれば3分程度で完了します。

 また主にリチウム電池が使われていますが、メーカーや車種によってボタン電池サイズなど規格が違うので、間違えないようにしましょう。

 多くの車種は自動車ごとの取扱説明書に使用電池の規格が明記されています。
 もしくは一度分解して電池規格を確認するのも、間違えない確実な方法でしょう。

参考:よく使われる規格として、CR1616、CR2016、CR2025、CR2032、CR3032などあります。

旧キーレスタイプの電池交換手順

 旧キーレスタイプ(リモコンキー)は、分解に精密ドライバーが必要です。

精密ドライバー基本セット

 主に使用するのは#0(0番)#1(1番)のプラスドライバーです。

 写真のような簡易セットはホームセンターで1000円前後で買えると思います。

1:表のネジを外す

旧キーレスの電池交換方法

 表側に見えるネジを外します。

※精密ドライバー対応の小さい十字穴は非常になめやすいので、十字穴にピッタリ合うサイズのドライバーを選び、軸がぶれないように垂直に押しながら回します。

2:開けて電池の向きを確認する

ボタン電池の向きを間違えないように確認

 開けたらまず、電池の向きを確認します。プラスとマイナスを逆にしないように。

 外装(筐体)の内側に図が表示されてるものも多いです。

3:新しい電池に入れ替える

 マイナスドライバーなどで電池の端を持ち上げて、新しい電池と入れ替えます。

4:組み立てる

 分解とは逆の手順で戻して完了です。

 特に難しいところはないと思います。

 あえて挙げるとすれば、外装を開ける時にフック(爪)が噛んでるので、強引にこじ開けて割ってしまわないように。

 またネジが小さいので、紛失しないように。

スマートキーの電池交換手順

 スマートキーの場合は基本、精密ドライバーは不要ですが、マイナスドライバーが必要です。

1:切り欠きをこじって開ける

 切り欠き(溝)にマイナスドライバーを挿し、こじって(回して)分解します。

スマートキーの電池交換方法

※切り欠きが表に見えない場合は、メカニカルキーを抜き、キーが刺さっていた開口部に切り欠きがあります。

※マイナスドライバーに布を当てがうと、傷が付きにくくなります。

スマートキーの切り欠きにマイナスドライバーを挿して回す

2:新しい電池に入れ替える

 電池を外す前にまず、電極の向きを確認。

スマートキーを新しい電池に入れ替える

 マイナスドライバー等で電池の端を持ち上げて、新しい電池と入れ替えます。

3:組み立てる

 分解とは逆の手順で戻して完了です。

※スマートキーもフック(爪)が噛んでるので、ゆっくりこじりながら割らないように注意します。

車の取扱説明書を確認すること

 基本的な電池交換手順をご紹介しましたが、リモコンキー形状もメーカーや年式によって少しずつ変わってきます。

 そこでまず、自分の車の取扱説明書を確認しましょう。

 実は多くの車種では、図入りで電池交換のやり方が記載されています。

取扱説明書のキー電池交換のやり方ページ

 ただしスバルに関しては、分解時に細かいパーツが外れるので、ディーラーでの交換が推奨されています。

 もちろんスバル車も自分で交換する事は可能ですが、組み直せるように細かい部品の位置を確認しつつ、パーツが飛び散らないようにゆっくり行いましょう。

 またスズキ車の場合も、いくつかの部品に分かれるようになっています。

 とは言え難しい事はありませんから、やはり慣れてしまえば3分程度で出来てしまいます。
 くれぐれもパーツを無くさないように、自己責任でお願いします。

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キーレス・スマートキーの役立ち情報

 知っておくと便利なキーレス・スマートキーの役立ち情報も載せておきます。

電池を長持ちさせるには

 リモコンキーやスマートキーは強い電波や電磁波に反応して電池を消耗します。

 そのため、テレビやパソコン、スマートフォン、電子レンジなどの近くにキーを保管すると著しく電池を消耗することがあります。

 また車内車から約2メートル以内の場所でも、電波をずっと受信し続けて電池の消耗が激しくなります。

 車庫がある方は注意しましょう。

指定された規格電池を使う

 ボタン電池(コイン電池)はメーカーが指定する規格を使いましょう。

指定された規格のボタン電池(コイン電池)を使う

 実はボタン電池(コイン電池)の外径(円周)が同じだと、規格が違くても使えてしまう場合があります。

 ですが規格によって電流(A)の大きさが変わるので、回路への負荷も少しずつ変わってきます。

 少しの規格差なら問題は出ないかもしれませんが、完全な互換性がメーカーから公表されてるわけではありません。

 もちろん指定された規格電池で普通に使える仕様ですし、一つ上の規格にしたからといって寿命が倍になるわけじゃないんですよね。
 それより指定外を使ってもし万が一、キーの不具合が出た時に高く付く方が痛手でしょう。

 電池自体は1つ数百円なのですから、毎年変えても安いものです。

日本製電池メーカーがおすすめ

 日本製電池メーカーがおすすめです。

 同じ規格でもパナソニック製や東芝製、マクセル製あたりは安定の寿命があります。さすが安心のジャパンブランドという。

 今では100円ショップでも電池が買えますが、無名電池はやはり切れるのも早い。。
 またリモコンキーやスマートキーに使うのはリチウム電池ですから、発火や発熱の不安があるブランドはちょっと避けたいものです。

キー電池消耗警告表示

 キー電池が消耗するとパネルに警告表示が出る車種がありますが、電池を交換してからキーレスを数回使うと表示がリセットされます。

ボタン電池の危険事項

 知っておきたいボタン電池の危険事項です。

 起こると怖いけど、対策しておけば防げることばかりですから、ぜひ対策しましょう。

ボタン電池の保管に注意!

 ボタン電池(コイン電池)を保管する際は、火災事故に注意しましょう!

 ボタン電池の形状は、プラス面とマイナス面が広く近いので、アルミや針金など電気を流す物があるとショートしやすいんです。

“使用済み電池”をまとめて仕舞ってるご家庭も十分注意しましょう。

電池の保管方法に注意

(こんな風に電池を詰め込んでませんか?)

 使い終わった電池であっても電池同士で電気が流れて加熱、破裂や発火することがあります。

 そこで電池を保管する際は、絶縁体のセロハンテープやビニールテープで電極を覆うのが鉄則です。

電池の電極をセロハンテープ(絶縁体)で覆う

(テープでぐるぐる巻いておけばOK。)

 もちろんこれは使用済みでなく未使用電池であっても、バラで保管するなら注意です。いや未使用電池の方が断然危険ですね。

 ちなみにキーに使うCR〇〇といったリチウム電池は、水銀0(ゼロ)使用の乾電池として自治体のゴミステーションで処分できます。
(※分別は各自治体で違うので、ご自分の地域の区分けを確認してください。)

乳幼児の誤飲に注意!

 ボタン電池は小さいので、乳幼児が誤飲(間違って飲み込む)してしまう場合があります。

 リチウム電池は体内で短時間のうちに化学反応を起こして、最悪の場合、死に至る恐れがあります。

 電池交換は子供の見えないところで行いましょう。

 子供の手の届かないところに保管しましょう。

 万が一飲み込んでしまったら、大至急病院に連絡して指示を仰ぎましょう。

車の鍵の電池交換まとめ

 ということで、車の鍵の電池交換について書いてみました。

 一度でも自分で交換すれば次回はもっと簡単にできると思いますから、キーの反応が悪いと感じたらすぐ交換できますね。

 それにしてもスマートキーの技術は本当に便利ですよね。
 私はキーレスもない時代を知っていますから、鍵穴周りの塗装が傷付かないようにロックを開けたものです。(爆)
(鍵穴から逸れて塗装を擦ったりしちゃうんです、これが)

 そしてキーレスが登場したばかりの頃は、社外の後付けキーレスをわざわざ付けたり。。

 それが今じゃ、キーをどこに仕舞ったか忘れてしまうくらいですから。

 そして将来は、キー自体が無くなるんじゃないかと思っています。
 車が所有者の顔を認識して、ロック解除したりエンジン掛けたり。

 そんな未来もそう遠くない気がします。

 ちなみに電池繋がりですが、新品バッテリーを市場価格の半額近く安く購入する方法についてもご紹介しています。よろしければ以下のページもご覧ください。


 

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