飛び石のヒビをセルフガラスリペア方法

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飛び石でフロントガラスにヒビの対処

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飛び石でフロントガラスにヒビの対処 飛び石の修復箇所

 走行中、フロントガラスに「カツンッ!」突然の飛び石。車を運転する方なら一度は経験があるんじゃないかと思います。
 しかも良くみると白くヒビが入り、欠けている状況は、まさに晴天の霹靂(へきれき)。思ってもいなかった修理代の出費が頭をよぎります。。

 フロントガラスを交換するとなれば、5万円前後からの大きな負担となりますから無理もありません。

 ただ、大抵の飛び石被害によるガラスのヒビは、さすが強化ガラスだけあって小さな傷がほとんどです。
(もちろん、大きな傷の場合もありますから、その場合は素直に交換しましょう。。)

 そこで!
 飛び石のヒビや欠けを自分で修理するガラスリペアキットを使ってセルフリペアすれば、それこそ数千円程度の出費でこれまで通り問題なく使えるようになります。

飛び石のヒビをガラスリペアキットでセルフ修理

 とはいえ、始めての方にとっては案外これが難しいものです。そしてガラスの割れ方も多種多様なパターンがあり、いくら小さくても修復が厳しい破損も中にはあります。

 このページでは、そんなガラスリペアキットのコツや対処法などを書いています。ご参考ください。

飛び石の保険や責任の所在

 飛び石は自分が自分で跳ね上げてるわけではありません。そりゃ、かなり少ない確率でそういう事もあるかもしれませんが、まずほとんどが、前車や対向車など他から飛んできた石だと思います。

 では、その相手が見つけられるかというと、それが難しいところ。

 もし、前方に走っている車が1台しかいなくても、その石は対向車からのものかもしれませんし、現場の近くにいた子供が投げたものという確率も0%ではありません。。

 つまり、かなりの高確率で相手車が特定されたとしても、100%その車が加害者かどうかを断定するのは本当に難しい事。
 だって、飛んできた石が見えましたか?そしてその状況を動画で録画してありますか?

 ということで、飛び石のみの案件で勝つ事は非常に厳しいのが現実です。なにせ、立証責任(説明し納得させる証拠を揃える責任)は被害者側にあるのですから。

 そこで、自分が掛けている自動車保険を考えます。

 車両保険に入ってる場合、保険で直す事が可能です。
 ただし、現行の保険制度では、車両保険を使って飛び石のヒビ割れを直すと1等級ダウンしてしまいますから、等級が下がって翌年度以降に払う金額を考えると、部分リペアで済む傷であればもちろん使いたくありませんし、交換で5万円前後掛かったとしても悩ましいところ。

 やはり被害を受けた本人が自分で直すという結果が圧倒的に多い、残念な事故が飛び石と言えます。

 ですから、可能な限り安く済ませたいところ。
 そこで、自分で直すガラスリペアキットについて書いていきます。

自分で修復ガラスリペアキットの手順とコツ!

 自分で修復するガラスリペアキットの大まかな内容はこんな感じ。

自分で修復するガラスリペアキットの手順とコツ

1、UVレジン(UV硬化樹脂)をガラスのヒビに染み込ませて割れ目を埋める
2、紫外線(日光)を当てる

 非常に簡単に説明しましたが、重要なのはレジンをヒビにしっかりと染み込ませて空気の隙間を埋める事です。

 そのため上手く修復させるために、行う時期や施行する場所がとても大切になってきます。

行う時期

飛び石のセルフガラスリペアを行う時期は早めが最適

 修復作業は、飛び石でガラスに傷が付いてからすぐに行うようにしましょう。
 時間を置けば置くほど、傷が進行してヒビが大きく広がったり、ヒビにホコリや汚れが付いてレジンが上手く浸透していかないなど、割れてから経った時間で仕上がりに差が出てしまいます。

 ちなみに、飛び石で割れてからはウォッシャー液や雨、雪は厳禁。
 雨の日に割れたなら仕方ありませんが、乾いてる状態であれば濡らす前に修復しましょう。

施行する場所

 UVレジンは紫外線を当てると硬化していきます。
 そのためレジンをヒビに染み込ませる工程では、出来るだけ直射日光の当たらない屋根の下、ガレージなどで行えれば最適です。

 ただどうしても日の当たる場所しか無い場合は、建物の日陰になる場所やまだ暑くなる前の早朝など、時間帯や場所を選んで行うと良いです。

 また、既に日が当たってる場所でしか出来ない時は最悪、日傘や黒い傘などでガラスの施行場所(ヒビの部分)を覆って紫外線をカットしてあげると効果的です。

ガラスリペアキットの施行する場所

 修復箇所の掃除やガラス面へのキット装着の時間を抜いて、レジンを染み込ませる日陰作業のみで30分も見ておけば大丈夫です。

用意するもの

ドライバー(チャンバー)タイプのガラスリペアキット

・ガラスリペアキット
・乾いたウエス(タオル等)
・濡れたタオル(主に夏場)
・ドライヤー

手順1:修復箇所ガラス面の洗浄

 飛び石が当たったヒビ割れ箇所の洗浄(掃除)ですが、これに関しては必要以上の掃除は逆効果。特にヒビに水が染み込んだ状態ではレジンを完全に流し込めませんし、水を乾かす際さらにヒビが進行してしまう事も多々あります。

 ヒビ部分に泥汚れやホコリが酷い場合はエアー(風圧)で吹き飛ばしたり、ガラスリペアキットに付属しているカッター刃やピン止めなど尖ったもので傷口の欠片などを排除し綺麗にします。
 そのため、飛び石を受けたらすぐに修理が格段に修復しやすくなるわけです。

 通常それほどフロントガラスが汚れている事も少ないですが、よ〜く絞ったタオルでさっと修復箇所を吹く程度で充分です。

 その際、力を入れてゴシゴシ拭かないようにします。
 フロントガラスは強化ガラスですが、ヒビを指で強く押すと割れ目が簡単に長く伸びてしまいます。サッと拭く程度に。

手順2:キットの装着

 次に、ヒビにレジンを加圧しながら入れるキットを、対象箇所に設置します。

 商品によって注射器タイプのものやドライバー(チャンバー)タイプなどありますが、大切なのは飛び石が当たった箇所を中心にしっかりと固定すること。

ガラスの欠け箇所にリペアキットを装着

 中心に来てないとレジン修復液がヒビの隙間に上手く入っていきません。

 またドライバータイプの場合、加圧した際にラバーマウスの隙間から漏れがないように固定しますが、強過ぎても駄目。漏れないけど適度に押さえてる状態が最適です。

UVレジンをヒビに浸透注入

 ここからは紫外線の当たらない状態で行う工程です。

UVレジンをヒビに浸透注入

 ドライバーもしくは注射器の中にUVレジンを注入します。
 液量は数滴から5滴程度。あまり入れ過ぎると漏れたり垂れたりしやすくなりますが、少な過ぎてもヒビにうまく入っていかないので、適量を。

 もちろん、ヒビの大きさによっても多少使う量が変わりますが、直射日光が当たってなければすぐ固まってしまう事はありません。
 初めからドバッと一気に終わらせようとせず、10〜15分とゆっくり時間を掛けてやるつもりで行いましょう。

 コツとして、フロントガラスの温度に注意。

 目に見えませんがガラスは熱で膨張したり収縮したりしています。フロントガラスもやはり同じ。

 そして、温度が上がると膨張し、温度が下がると収縮します。
 このガラスの特性を利用して、冷えて隙間が広がる時にレジンをより染み込ませます。

ガラスの欠け箇所を濡れタオルで冷やす

 夏場の高温状態では、濡れたタオルを車内から優しく当ててヒビ部分の温度を下げ、冬場のキンキンに冷えた状態なら車内からドライヤーでゆっくり暖めてから、冷える際に奥まで染み込ませます。

ガラスの欠け箇所をドライヤーで温める

 ドライヤーで温める際は、当て過ぎたり急激に高温風を当てるとヒビが拡大しますから、ゆっくりと当て、30度〜40度くらいの人肌程度までに抑えます。

 ちなみに注射器タイプの場合は車内から作業しながら加圧する事が出来ないので、冬場ならドライヤーで暖めた後の自然冷却で加圧、夏場なら車内側面に水滴が付くくらいに濡らして送風(冷風)を当て、蒸発冷却しながら加圧します。

 UVレジンは温度では固まりませんから、ヒビが消えなければ何度も繰り返します。

 ドライバータイプは加圧状態でセットする事が出来てやりやすそうに思いますが、注射器タイプの方がドライバータイプより圧力をかける事が出来るので、一長一短といったところ。
(※注射器が加圧できるからといって無理に押し込むとヒビが広がってしまうので注意!ピストンに跳ね返りがある程度で充分に加圧されています。)

 しっかりとレジンが染み込むと、白く見えていたヒビが見えなくなります。
 いろんな角度から見て、可能な限り白いヒビのスジが見えなくなるまで行います。

表面処理と紫外線照射(日光)

 ヒビが見えなくなったらリペアキットを取り外し、飛び石が当たってくぼんでいる表面処理を行います。

 くぼみにレジンを垂らし、透明フィルムシートを貼付けます。

ガラスリペアの表面処理と透明フィルムシート

 垂らす量は欠け具合に合わせてですが、大抵1滴より少ないほんのちょっとの感覚。

 フィルムシートを被せたら、やっと紫外線照射です。
 直射日光を充分に当ててしっかり硬化させます。紫外線ライトを持っていればそれでもOK。

 日光で30分から1時間程度で硬化します。

表面仕上げ

 しっかり硬化したら、付属のカッター刃で少しずつ硬化したレジンを削っていきます。

レジンを垂らしガラス修復の表面仕上げ

 あまり刃を立てるとガラスに傷が付いてしまうので、刃を寝かせてガラス面に沿って削ります。

 欠けのあったところはレジンが表面になりますから、深く削り込まないようにしましょう。

 欠けのレジン表面が白く目立つ場合、ガラスコンパウンドで軽く磨くと劇的に改善します。

飛び石のヒビ割れ修復まとめ

 飛び石のひび割れ被害を自分で修復する方法について書いてきましたが、いかがでしたか。

自分でガラスリペアの修理完了状態

(ガラスリペア完了)

 ここで一つ注意点。
 飛び石による割れ方は千差万別です。そして、フロントガラスは3層構造の合わせガラスになっていて、中間層まで傷が入ってる場合などは修復が難しくなってきます。

 また、ヒビがガラス枠(端部)まで行っている場合や3層ガラスの車内側ガラスも割れてる状態などは、強度が格段に低下してますから、交換が良いでしょう。

 そして被害の大きいものは上手く修復して傷が目立たなくなったとしても、ヒビの無い無傷な状態と比べると強度は落ちていますから、激しい温度差や衝撃でヒビが再発する可能性も高くなります。

「これくらいなら大丈夫」という明確な基準が無いのではっきりとは言えませんが、問題なく直せるサイズはヒビの直径2〜3センチ程度。そこに5センチくらいの多少長いヒビが1、2本あっても何とかなるかもといった感じでしょうか。

 とにかく、自分で直すガラスリペアキットはガラス交換に比べたら微々たるもの。駄目なら交換と考えて、一度セルフリペアを試してみる価値はあると思います。

 先にも書きましたが、ヒビは簡単に進行しますから、早めの対応がおすすめです。

ガラスリペアキット「ユーフィックスイット」

 今回使っているガラスリペアキットはKURE(呉)「ユーフィックスイット」。4点式固定で加圧が安定しやすいです。

 ただし、飛び石箇所があまりガラス端過ぎると吸盤が邪魔になり中心に設置できないので、その場合は2点式固定やシール固定のものを選択。

 

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