トラベルスタータイヤ 人気輸入タイヤの評判

　輸入タイヤブランド「TRAVELSTAR TIRES（トラベルスタータイヤ）」はアメリカの流通卸売業者であるユニコーンタイヤ社から日本に輸入されています。

　ユニコーン社からのアジアンタイヤブランド導入はこれまでもHIFLY（ハイフライタイヤ）やOVATION（オベーションタイヤ）などがありました。

　中でもHIFLYタイヤは、圧倒的な安さと安定した品質から現在でも評判の激安アジアンタイヤとして流通していますが、昨今の激安輸入タイヤブランドの乱立もあり、このトラベルスタータイヤがどのくらい定着するかは今後の展開次第でしょう。

　今回のトラベルスターは、HIFLYやOVATIONの中国タイヤメーカー「山東恒豊ゴム＆プラスチック有限公司」のブランドを流通させるのではなく、ユニコーン社のプライベートブランドなのではないかと思いますが、その乗り心地や品質からしてHIFLYに感覚が近く、タイ生産ながらやはり山東恒豊ゴム＆プラスチック有限公司との提携で作られているかなという感じがします。

　日本で現在流通するのはホワイトリボンデザインの「UN106 WSW」ほぼ１シリーズのみ。

　これも値段や品質、性能において、あまり似た者同士で競合しないようにという戦略のようにも思えます。

　TRAVELSTARのホワイトリボンタイヤ「UN106 WSW」は、その名の通りサイドウォール部に白色ラインの入ったデザインで、旧車のレトロな雰囲気を引き出すシリーズです。

　ご存知の通り近年はホワイトリボンタイヤの流通は少なく、こういったアジアン製を探すか、タイヤペイント業者に依頼するかのどちらかが一般的。そしてホワイトラインに変色が少なく持ちが良いのも大概ペイントより既製品であることから、トラベルスターの販売数も着実に伸びているようです。

　もちろん品質やタイヤ性能も平均点以上といった印象で、高性能とはいきませんが静粛性もまずまず、ドライ・ウェット路面でのコーナリングやグリップ性能も全く問題なしと、高速も含め一般走行での不満はありません。

　ホワイトリボンタイヤが欲しい人は得てして落ち着いた走りのクラシックカスタムを求めますから、思った以上に普通に履けて不安も少ない点で、逆に評価も高いです。

　もともと「UN106 WSW」はコンフォートタイヤですから乗り心地など快適性が高いのも高ポイントですが、当然激しいスポーツ走行には向きません。

　最近はレトロ感のある車が女性ウケすることもあり、軽自動車でも丸型ヘッドライトにルーフキャリアが似合うデザインが多いので、そういった車にトラベルスターのホワイトリボンはグッとハマります。

　また日産パオやラシーン、マーチボレロなんかも人気ですね。

　もちろん、アメ車の旧車なんかはもう、ホワイトリボンじゃなきゃ駄目というくらいバシッと決まります。

　ただし、ホワイトリボン自体が限定的なニーズのため、インチサイズも１３インチ〜１７インチとレパートリーは少ないですから、タイヤ外径を合わせてホイールごとのインチ変更も視野に入れる方も多いですね。

輸入タイヤ通販相場
⇒TRAVELSTARタイヤ価格一覧こちら

　ちなみにトラベルスターは現状、サマータイヤのみでスタッドレスは流通していません。
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