可搬式オービスの導入でどこでもスピード違反を取り締まり

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可搬式オービスでどこでもスピード違反を検挙

可搬式オービスでどこでもスピード違反を検挙

 2018年7月12日、警視庁は持ち運びできるスピード違反取り締まり機器「可搬式オービス」の導入を発表しました。

 これはただの“ねずみ捕り”とは違います。
 要は、現行犯逮捕しなくてもスピード超過違反者を取り締まる事ができる装置であり、どこの道でも簡単に設置できるオービスということです。スピード違反者には後日、通知書が届くというわけ。

 これはかなり革新的な導入です。

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ねずみ捕りは制約が多かった

 まず今までの「ねずみ捕り」と何が大きく違うのか。

 従来から行われている通称「ねずみ捕り」、実はいろいろと制約が多いんですね。

 例えば、ねずみ捕りは原則“現行犯逮捕”なので、スピードを計測する場所だけでなく、違反者を誘導する退避場所や切符を切る人員など、行う場所やある程度の動員数を確保する必要がありました。
 だから、スピード違反の取り締まり場所がいつも同じなのも理由があったんですね。

 また、視界の悪い雨の日などは、車を止めたり誘導する際に事故を誘発する危険から行えないなんてことも。

 でもこの可搬式オービスは、路肩や道路脇の歩道に設置するだけなので、人員を割く必要もなく、退避場所も必要なし。
 だからいつでもどこでも設置できるってわけです。

通学路や狭い生活道路の取り締まり強化

 この可搬式オービスでは、通学路狭い生活道路など、今まで取り締まりができなかった場所での運用が可能になりました。

 通学途中の小学生などを轢いてしまう昨今の悲しい事故を受けて、細い路地を猛スピードで走り去る車に憤りを覚える方も多いと思います。そんな悪質な違反者の取り締まり強化に、活躍が期待されています。

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レーダー探知機は通用しない?

 スピード超過に身に覚えがある方は、まずレーダー探知機を考えるでしょう。

 でも最近の可搬式オービスは、レーダー波ではなくレーザーによってスピード計測するものも多いんです。
 東京航空計器の最新可搬式オービスはレーザー式ですから、レーダー探知機では全く反応しません。

 また、スウェーデンメーカーSensys(センシス)のMSSSはレーダー波ですが、探知機で気付いた時にはもう遅いというレベルだそうです。

 レーダー探知機もどんどん性能が高くなってはいますけど、今度ばかりは移動式ですからGPSでも役に立たず、検挙率は格段にアップするでしょう。

 やはり違反しないという事が、違反点数も取られず事故率も下がる一番の方法です。

違反切符は嫌だけど事故はもっと嫌

 道路交通法で決められた事ですから当然ですが、それでも違反切符を切られた時はやっぱり嫌なものです。カッコいいこと言うわけじゃありません、私もただの人間ですから。

 ただ、昨今の嘆かわしい事故のニュースを見る度に胸が苦しくなります。
 まだまだ幼い命が事故によって失われてしまう。

 もし自分が事故の加害者になったとしたら、どう生きていけば良いでしょう。

 そう考えたら、違反切符は嫌だけど事故を起こすのは絶対にしたくありません。
 ですから、こういった可搬式オービスの登場によって、私ももちろん再確認させられます。

 皆さんも是非、安全運転で幸せな毎日をお過ごしください。

 

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⇒「超高速走行とタイヤの耐久性!知らないと大事故必須の常識」ページこちら

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