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ZEETEXジーテックスタイヤZT1000の効き目性能を実際にインプレ!
[当ページはプロモーションを含みます]
中東ドバイの激安タイヤメーカー「ZEETEX(ジーテックス)」は、昨今のアジアンタイヤ人気に一躍買っているブランドです。
(中東ですから正確にはアジアンタイヤと言えないのですが、大抵一緒に括られています。)
安い輸入タイヤの中でも最安値と言える価格帯ながら、乗り心地や静粛性、グリップ性能、走行安定性と、総合的にバランスが良く評価は高いです。
ドバイと言えば世界的な富裕層が集まる世界都市なので、高い安全性と品質を求められることもあるかもしれません。
またZEETEXブランドを展開する多国籍企業ZAFCOは、圧倒的な巨大資本で技術を導入、短期間で世界85カ国以上に流通するグローバルタイヤとして確立しています。
今回はそんなジーテックスタイヤの定番「ZT1000」を実際に試乗して、乗り心地や走行性能、静粛性などインプレしました。
タイヤサイズは155/65R13 73Q、使用車はスズキワゴンRです。
ZT1000のブロックパターン(タイヤ溝)は昨今では一般的な左右非対称で、直進走行やカーブなど多様な状況に対応するグリップ力と剛性を作っています。
また縦に大きく走る溝が排水性を高め、ウェット性能も向上させています。
ちなみに車両指定空気圧は200kPaですが、輸入タイヤ(ETRTO規格)の適正空気圧220kPaに調整して試乗しました。
ETRTO規格の空気圧については、こちらをご覧ください。
⇒「知らないと危険!ETRTO規格輸入タイヤの適正空気圧」記事こちら
ジーテックスZT1000はバランスの良い走行性能を発揮!
初めに率直な感想としてこのジーテックスZT1000は、どんな路面状況においてもバランスの良い走行性能を発揮してくれます!
正直なところ激安タイヤの中でも最安値クラスなだけに、当初はあまり期待せず乗り出したのですが、価格とのギャップに良い意味で驚かされました。
静粛性は高く、乗り心地も硬過ぎずコンフォート、かといってコーナリングで左右に振られても剛性は感じられる。
これ、何も言わずに感想を聞いたら、多くの方が「良い」って答えると思います。
ジーテックスZT1000の静粛性
各性能の中でも、まず感動したのは静粛性。
アジアンタイヤは総じて“うるさいタイヤ”というイメージを持つ方も多いと思いますが、そんなアジアンタイヤで最安値クラスのZT1000が予想に反して静か。
とはいえタイヤのブロックパターンや構造をよく見ると、ノイズ低減の技術やデザインがしっかり織り込まれていました。
タイヤ中央にあるセンター溝には細かい吸音サイプ(刻み)でノイズを分散、サイドブロックサイズが不規則に並びパターンノイズの低減。
(ブロック幅が個々に違いパターンノイズを抑える)
サイドウォールを一周する細い溝は、路面からのロードノイズ振動を遮り、不快音が車内に伝わらないようにする効果があると言われています。
(赤矢印の溝が路面からの振動を抑える)
高速走行ではさすがに高音の「シャーッ」という音が少し大きくなりますが、一般道では全く気にならないレベル。
素直に国産メーカーのスタンダードタイヤにも引けを取らないどころか、凌ぐ印象でした。
ジーテックスZT1000のグリップ性能
ジーテックスZT1000のグリップ性能は、時速60キロ以下の一般道走行では全く意に会する点無し。
タイトなカーブに少しスピード上げ気味で突入しても、しっかりグリップして曲がります。
ちなみにグリップの限界点を見るため、試験的にかなり速度を上げてのコーナリングでは、国産タイヤのゴム質に比べると柔軟性が若干劣る印象で、ズルズルとほんの少しずつ横に流れます。
これは偏平率が大きい点からサイドスリップしていて一概に言えませんが、このタイヤのグリップの限界点でしょう。
もちろんこれは、一般の方から見たらかなりのスピードで突入した際の反応で、制限速度の範囲内で流れることはまずありません。
高速道路においても安定感は充分。レーン変更もスムーズです。
実際ジーテックスタイヤは、日本だけでなく制限速度域の高い国々にも流通していますから、時速120キロ以内(新東名高速の制限速度引き上げ含む)の走行で怖い感覚はありません。
ちなみにコンフォートな乗り心地で若干柔らかさがあるので、高速では空気圧を一般道より10kPa(0.1kg/cm2)ほど上げると、より安定感が増すのでおすすめです。
また、雨の濡れたウェット路面でも排水性が高く、時速60キロからの急な制動性能も申し分ありませんでした。
(ウェット路面のブレーキも不満なし)
国産の高性能タイヤと比べても、法定速度内においてグリップ性能の差異を感じる方が難しいでしょう。
それでいて価格は国産高性能タイヤの4分の1以下ですから。
ジーテックスZT1000の乗り心地
今回のタイヤサイズ155/65R13はタイヤ幅に対する偏平率が高いので、よく言えば柔らかい乗り心地、悪く言えばフワフワとした印象は否めません。
これはどんなメーカーのタイヤでも当然、その傾向が強い。
今回の車両はサスペンションも高品質とは言えませんから、それらも踏まえた純正指定サイズなんでしょう。
とはいえ、ジーテックスZT1000の乗り心地は私の好み。
ゆったり心地良く運転できて、ちょっと攻めた走りも充分楽しめる。
サイドウォール(タイヤ側面)剛性強度は決して高くありませんが、若干固めなゴム質も含めハンドリングの取り回しが良く、必要充分な快適性があります。
ZT1000の気になる点は?
価格から走行性能、乗り心地とかなり好印象なZT1000ですが、気になる点とマイナス評価を挙げてみます。
まず、タイヤ形状とデザイン。
タイヤ形状が気持ち横に張り出していて腫れぼったく、見た目がスマートじゃない。
そしてタイヤ側面のデザインがお世辞にもカッコいいとは言えない。
タイヤの性能面とは全く関係ない点ですが、「人に見られるのが恥ずかしい」なんて方もいるかもしれません。
最近の国産エコタイヤもこんな感じに近いので、それほど気にならない人もいるでしょう。
次に、ホイールのバランスウェイト(重し)が多い。
タイヤの円心度が国産に比べて良くないので、ウェイトの数は多いです。
とはいえホイールバランスを取ってあれば当然、走行には何の問題もありません。そのためのウェイトですから。
バランスが取れていれば、もちろん高速走行でハンドルがブレる事もありませんからご安心を。
ジーテックスZT1000試乗インプレまとめ
ということで、ジーテックスZT1000をじっくり試乗インプレッションした感想をまとめてみました。
最後に私の思うマイナス評価も感じたままに書きましたが、「安くて使えるタイヤなら見た目なんて気にならない」という方も多いでしょう。
私もそういうタイプですから、こんな職業でなければ敢えて人の車のタイヤなんて意識もしないです。。
人それぞれですね。
またタイヤの腫れぼったさは、インチアップして偏平率を下げることでかなり改善されます。
ZEETEXタイヤのように圧倒的な安さのブランドは、インチアップして大型タイヤになればなるほど、お得感がどんどん増します。
あまりに安過ぎて「本当に大丈夫かな」なんて不安になるくらい。
そんな激安タイヤが想像以上に使えるとしたら、評判になるのも当然でしょう。
「とにかく安くタイヤを揃えたい!」
「安くても安心できるタイヤを使いたい!」
こんな方に、ZT1000はかなりおすすめです。
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